巻末の「扉絵集」を見るとハッキリわかるのだが、もともと第3話までは『マイティジャック』、第4話以降が『戦え!マイティジャック』のタイトルで発表された作品を1冊にまとめてあるため、続けて読むと変な感じだ。
第1話では、隊員は11人揃っていて、テレビドラマ『マイティジャック』第11話で殉職する富井も登場している。また、よく見ると、1人だけ髪の毛の長い隊員がいるので、これがおそらく桂めぐみなのだろう。
正直、誰が誰なのかわからないキャラクターデザインである。
とくに、第2話までは、天田副長にあたる人物が見当たらない。
6ページ右下の1コマに8人描かれているのが、右から順に当、一条、玉木、服部、富井、村上、源田、寺川なのだとすると、65ページ左下の1コマの8人は、左から富井、服部、玉木、当、桂、村上、英で、一番右は天田のはずなのだが、そこに描かれているのは、第3話でいきなりキャプテンとして登場する天田とは、まったくの別人なのだ。
視聴率の問題から1クールで『マイティジャック』が打ち切られ、『戦え!マイティジャック』として仕切り直しになったために、月刊誌連載だったマンガの方は、いっそうの大混乱・・・といった感じである。
第7話で「Q撃滅作戦」が展開され、「悪の組織Qはほろびた・・・」とあるので、テレビ放映の終了に合わせる形で、強引に完結させたようだ。
こうした作品を読むと、特撮物のテレビ番組のコミカライズでは、いかに桑田次郎や一峰大二の作品が素晴らしいのかが、再認識させられた。