和ものの資料本を探し続けてきましたが、これは良いです。
タイトル通り、和ものの武器は一通り載っています。
刀、二刀流、槍、薙刀、忍用武器、弓、鉄扇。など。
抜刀や振り上げなど お約束のポーズは勿論、
「静かな構え」や「動きのある構え」など、いろんな形を見せてくれます。
時代劇のような本格的斬り合いの描写には向きませんが、
イラストとして魅力的なポーズが一杯です。
傍に必ず、絵の元となる人物の『アタリ』が簡単に描いてあり、
和装は中の身体の動きが見えにくいため、助かります。
時々デッサンが危ういのは、この手の本にはよくあることでご愛嬌。
「感じ」を掴んで自分の線で徹底的に描き込むには、かなり使える参考書だと思います。
絵柄があまりごてごてしておらず、服装がシンプルなものが多いのも嬉しい。
応用をきかせやすいです。
ポーズも良いのですが、合間にあるコラムが面白い。
刀の差し方や握り方から、袴のひだの数、
座った際の刀の置き方、背に背負った時の紐の向きなど、
いずれもほんのちょこっとずつですが、へぇと思うようなことが色々と。
載っているような「ザ・決めポーズ」を描くつもりがなくても、
「感じ」を掴む点で非常に参考になる本だと思います。
和装での「仕草」の本が多い中、「武器」とコンビでの動きを見せてくれて、
個人的にはずっと痒かった所に手が届きました。
和ものを描く方は持ってて損はないかと思います。