衝撃的なニュースから始まる『戦う司書と荒縄の姫君』
今作はシリーズの節目となる神溺教団との最後の戦いが描かれます。
友好関係を結んでいた世界最大の国家のイスモ共和国から唐突に宣戦布告されるバントーラ図書館。
対抗する為に全武装司書の集結を命ずるハミュッツ。
そしてついに登場する武装司書最強の5人。
武装司書達は抵抗しながらも神溺教団の手口を調べようとするが、共和国の全軍投入という前代未聞の状況に事態はさらに混迷を増していく……。
次々と登場する武装司書達に、世界規模への戦争へと発展していく今作はバトル小説に相応しい内容です。
神溺教団の秘密は既に語られ、もう後には何も残っては居ないじゃないかという位に終わってしまったわけですが、読了後には楽しさとどこかモヤモヤとした後味の悪さが残りました。
作中で語られている通り『何も残らなかった戦い』、これが作者の狙いなんだと思いますが。
今後どのような展開になっていくのかが期待と不安で半々です。
そろそろ死に設定になっている過去神バントーラや古代時代、菫の咎人の話が出てくるんでしょうかね。