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戒名と日本人―あの世の名前は必要か (祥伝社新書 (049))
 
 

戒名と日本人―あの世の名前は必要か (祥伝社新書 (049)) [新書]

保坂 俊司
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

戒名を見れば、仏教がわかる!
戒名の構造は? 誰がつける? つけるタイミングは? つけかたの法則は? 複数もてるか? 相場はいくら? ないとどうなる? etc.
<■日本独自に進化した「あの世の名前」>
仏教の葬式で死者が授(さず)かる戒名は「あの世の名前」として日本人に浸透している。しかし、インド由来の本来の戒名は「戒の遵守を誓った仏教信者が出家の際に授かる名前」である。なぜ生前の出家信者の証(あかし)である戒名が、日本では真剣な仏教信者でもない一般人の死者に用いられるのか。また本来、財力は戒名の格に関係ないが、日本では高い金を支払って戒名をもらうのはなぜか。それは古来から死の穢(けが)れを恐れてきた日本人が、仏教を世俗的に変化させ、時代を超えて受け継いできた文化の蓄積だと、筆者は主張する。戒名の存在意義を問うことは、仏教や葬送儀礼の歴史を理解するにとどまらず、日本人の死生観の真髄に触れることになるだろう。

内容(「MARC」データベースより)

戒名の構造は? 誰がつけるの? つけるタイミングは? つけかたの法則は? 相場はいくら? 日本独自に進化した「あの世の名前」である戒名について、さまざまな基礎知識を紹介。戒名を見れば、仏教がわかる!

登録情報

  • 新書: 275ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2006/08)
  • ISBN-10: 4396110499
  • ISBN-13: 978-4396110499
  • 発売日: 2006/08
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 1.0 戒名の本かと思っていました:不完全燃焼の葬送儀礼論議, 2006/9/7
レビュー対象商品: 戒名と日本人―あの世の名前は必要か (祥伝社新書 (049)) (新書)
戒名について、まとまった知識が得られるのかと思っていた。ところがどっこい、最初のQ&A形式のところからぶっとんでいる。同じことを何度も何度も、しかも同じページの中で繰り返す。ご自分の書きたいのは日本の本来の儀礼や死生観と仏教の習合のところらしいが、驚くほど話のまとまりがなく、根拠に乏しく、また誤りが多い。聖書のどこに地獄の様子が事細かに述べられているのか教えてほしいものだし、比古という文字遣いは単なる当て字ではなく、古事記から使われている由緒のものであることもご存知ないらしい。修験道も明治に禁止されたので研究が進んでいない、といなしてしまう。現在の戒名の成立、ことに儒教や道教、神道の影響などについては「研究がすすんでいない」として軽くとばし、逆修戒名の成立について同じことをしつこく繰り返す。また、差別戒名などの重大な問題、すなわち悪因悪果の輪廻思想がもつ根本的な問題については殆どまったく触れず、戒名の果たすポジティヴな役割だけを無暗に強調する。何かの宣伝図書みたいである。そして何より、最近の本には珍しい誤植の多さ。民官僧(民間僧)低い時限(低い次元)後期な方々(高貴な方々)など枚挙に暇がない。文章も、いったい推敲が一度でもなされているのか疑問に思うほどのものがある。この本で得られるところは、少なくとも戒名の理解に関する限り、殆どないと断言できる。
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25 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 戒名制度は日本人のアイデンティティ?, 2006/9/15
レビュー対象商品: 戒名と日本人―あの世の名前は必要か (祥伝社新書 (049)) (新書)
「戒名は日本人が千年以上かけて育ててきた大事な文化だ」とか、「戒名で私を呼べと

お釈迦様が言った」とか、突っ込みたいところが山ほどある本ですが、

第一章の「戒名がないとどうなりますか?」(56p)という節が特にヒドく、ここだけで最低

評価に値します。なんと、「戒名がないと救済されない」そうです・・・。

戒名がないと仏教徒の資格がない=往生・悟り・成仏が得られない、という理屈だそうです。

    ふ ざ け る な。

救済はあくまで主観的なもの。

坊主にカネを払って戒名をいただいて初めて救済が約束されるなどと、

お釈迦様はもちろん、各宗の祖師たちの誰もそんなこと言ってない。
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6 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 日本人の死生観, 2006/11/12
レビュー対象商品: 戒名と日本人―あの世の名前は必要か (祥伝社新書 (049)) (新書)
本書は戒名に関する我々が抱く素朴な疑問、歴史的形成過程に簡潔明瞭な示唆を与えつつ、日本人の死後の世界に対する観念を分析している。

本書の内容を簡単に要約すると、戒名には得度受戒する時に与えられる出家者戒名と在家者に与えられる順修戒名と逆修戒名と呼ばれるものがある。順修戒名とは、人の死は葬儀後に完成すると考えられているためまだ形式的に死が完成する前に臨終後すぐにつけられる戒名のことを言う。この没後作僧は在家の民衆を出家した者とみなし、あの世において現世の業に対する裁きを軽減しようとする意図を持っていた。逆修戒名とは、人が生きている間に、死んだこととみなし、その後新たに生まれ変わるのだと考えられ、その状態は罪や業が帳消しにされていると考えられた。戒名を持つということは業がすでに解消されている状態を示すため、死後その人は六道輪廻の苦しみから外れた極楽浄土に往生できるということを意味する。また日本には古来より死者の霊、特に慰撫されていない霊は、荒御魂となり人災を及ぼすと言う祟り神信仰があったため、そういった霊を鎮魂する役目を担ったのが仏教である。仏教儀礼を通し、荒霊は和魂に変換され極楽浄土に送られるという思想は、当時荒御霊に脅かされていた人々の心に安寧をもたらすものとなったのが、その思想は本来の仏教思想、涅槃に達しなければ輪廻を繰り返すという思想を日本人には定着させなかった。

本書を通し考えたことは、戒名とは死後極楽浄土に往生できるという、一種の僧によって与えられる称号、証明であり、戒名形成時日本人は死後の世界の存在を信じその世界で安住できる保障を求めていたと考えられる。戒名制度なるものは日本仏教独自の形態であり本来の仏教教義とは異なっているのだが、仏教というものが人々の生活の安寧を目的として持っているのならば、戒名制度が日本において果たした役割は軽視できない。
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