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我関わる、ゆえに我あり ―地球システム論と文明 (集英社新書)
 
 

我関わる、ゆえに我あり ―地球システム論と文明 (集英社新書) [新書]

松井 孝典
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

宇宙から地球を見れば、人類の課題が見える!
惑星科学の第一人者である松井教授の地球論・人間論の決定版! 辺境(宇宙)から世界を見つめ直すことこそが、大震災以降混迷する人類の未来を照らすと説き、独自の「チキュウ学」を提唱する!


内容(「BOOK」データベースより)

地球を俯瞰すれば人間が分かる。惑星物理学の第一人者が、宇宙からの視点で人類の緊急課題を解明する。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2012/2/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087206319
  • ISBN-13: 978-4087206319
  • 発売日: 2012/2/17
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 48,808位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
Amazonが確認した購入
惑星(宇宙)物理学者である著者が、地球をシステムとして捉え、宇宙から地球を俯瞰するマクロ的観点から量子レベルのミクロ的観点までの幅広い視野で地球・文明論を語った書。昨年の東日本大震災を受けて執筆した物の由。「人間圏」、「分化」、「関係性」、「駆動力」、「認識」、「言語」等がキーワードとなっている。NHKの番組で初めて著者の"水惑星理論"に接して感動を覚えてから随分と時が経ったが、本書は著者の集大成的著作と言って良いのではないか。非常に平易な文章と多様な具体例を用いて著者の思いの丈が縷々と綴られている。良い意味で老成した感がある。

人間が通常の「生物圏」から「分化」して「人間圏」を作った事が、現在の環境・エネルギー・人口等の諸問題を招いているとの論にはさほどの新規性は無いが、ここで著者が考える「人間圏」とはその外部(この場合宇宙)からの視点を持った世界である。ここに本書の独自性がある。そのため、「辺境から文明を眺める(ゴーギャンからの引用)」との一貫した姿勢が本書を貫いている。更に、「人間圏」システムにおける構成要素間の「関係性」を重視している点が、如何にも長年「地球のかたち」を追求し続けて来た著者らしい。その上で、「人間圏」が存在する意味、即ち「我々とは何か」を問い続ける事の重要性を訴える姿勢に共感を覚えた。特に、"持続可能"な「人間圏」とはビジョンではなく、上述の問いを発し続けるための方策という考え方には虚を衝かれる思いがした。また、"持続可能"性に関連して、太陽光発電(実はエコでもクリーンでも無い)や火力発電の利用が地球を金星化するとさりげなく語る辺りには、説得力と静かな迫力とを感じた。

題名は、外界と関わる事で「我が作られる」の意で、作者の思惟が脳医学や生物学にまで及んでいる事を窺わせる。「内部モデル」に関連したウィトゲンシュタイン哲学の引用も印象に残った。また、本書は科学・思想史の優れた概説書ともなっている。人間が現在の文明(観)を抱くに到った経緯の科学・思想的背景を俯瞰するにも好適である。「知の体系化」を謳い、「チキュウ学」の確立を図った快著だと思った。
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By sickboy VINE™ メンバー
地球システム論という言葉に惹かれて購入通読。
読んでみると圏と表現されている、システムの意味。また人間圏がどのように成り立ち、他のシステム圏とどのように関わりあい、関わることで初めて本当の意味が理解できるということを定義してくれている。また、人間圏がこれから地球圏とともに生きていくために何を考え、どのようなバランスを求めていく必要があるのかも述べてくれている。俯瞰することでシステムの真実が見えるというのも面白い。内部シンボルを利用することで認識し、成長、進化していくということが人間だと考えると俯瞰し、観察することが非常に大事な視点だと感じる。そもそも外界との差異をつくることで進化してきた生物だし。しかし、考えること自体が内部シンボルに頼ることになってしまっているような。科学の視点からも粒子の発散は観察という内部シンボルと符合的にマッチしている気がします。システムが進化するには外部からの汚染と表現される影響が興ることで新たなシステムへ近づけるのかと考えてしまう。色々考えさせられる本です。
宇宙の視点から地球という枠割を考えさせられる本ですが、それだけにとどまらず、人間圏の役割、これから進むべき道も提言してくれていると思います。
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