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路地裏を歩きながら感じたこと、心の変化。乗り合わせた列車の中で出会った人との会話。そこからみた自然と情景。取り立てて大きな出来事、ハプニングもない。が読み進むうちに徐々に巨大な中国大陸の人々の様子が伝わってくる。
中国を形成する多数の民族、少数民族。農民、市民、流民。新しい都市と残された古い都市。多数の言語、方言、文字。この大陸には実に雑多なものが同居していて眩暈すら覚えるが、著者はとにかく歩くことで、しっかりとひとつひとつこれらを感じ取るのだと言っているようだ。
読後、大きくて速いものを捕まえるのにどうすればよいのか。そんな疑問がもたげてきた。決して解決されるわけではないが、著者の謙虚で真摯な姿勢が好きだ。
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