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我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人
 
 

我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人 [単行本]

小川 善照
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

今年7月、判決確定から2年という異例の速さで戦後最年少で死刑執行された山地悠紀夫の2度の殺人事件を、週刊ポスト記者として取材した著者が、その取材データすべてをつぎ込んだ渾身のノンフィクション・ノベルス

内容(「BOOK」データベースより)

平成12年7月29日初体験の3日後、16歳の少年は母親を金属バットで殴り殺した。平成17年11月17日美人姉妹のマンションに侵入した22歳の青年は、ふたりをナイフで殺害し、放火して逃亡した。追跡9年!執念の取材を続けたジャーナリストが到り着いたふたつの殺人事件を結ぶ「犯人のたった一度の恋」とは?第15回小学館ノンフィクション大賞優秀作。

登録情報

  • 単行本: 352ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/10/16)
  • ISBN-10: 4093897220
  • ISBN-13: 978-4093897228
  • 発売日: 2009/10/16
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本著は300ページを超える長編だが、読み始めた瞬間から世界に引き込まれ、一気に最後まで持っていかれた。私にとって今年一番の問題作だ。著者の長年の記者取材から滲み出される迫力に圧倒され続けた。あまたのフィクション・ノベルでは、殺人を犯す人間の動機が最後に明らかにされ、読者はカタルシスを得るのだろうが、ノンフィクションである本著には、それがない。この社会の現実はまさに容易に納得できることばかりではないことを改めて痛切に感じた。それだけに被害者の遺族の方々の無念さは計り知れないと察する。読後、思わず手を合わせた。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
取材が深い 2009/11/9
形式:単行本
 たまたま、話題になった「福田君を殺して何になる」と書店の棚に並んでいたので、両方を手に取ってみた。取材力の差は歴然だ。「福田君〜」がすべてのエクスキューズを被告本人との面会に負わせている(しかも若い女性に一方的な好意を抱きがちな性向らしい被告がどこまで本心を語っているのか分からない)のに対し、本書は被告本人には会っていないにもかかわらず、孤独で人の温かさに飢えた男の短い一生を緻密な取材で巧みに浮かび上がらせている。もちろん、「福田君〜」に価値がないなどと言うつもりはない。被告の肉声を世に伝えたという点で意味があるのだろうが、いかんせん、世間の注目を浴びた事件で少年の実名を報じたという点で必要以上に脚光を浴び、意図したかどうかは分からないが、筆力以上にもてはやされた面はあるだろう。世間では光市の事件ほどには注目されなかった姉妹殺人事件にこだわり、ほとんど報じられることなく独りこの世から去っていった男の内心を浮かび上がらせた熱意と労力に敬意を表したい。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「福田君を殺して何になる」を読んだあと、あまりにも、
被害者を蔑ろにした内容に腹が立ち、山地関連の本を読みました。

ルポルタージュと言いますか、ノンフィクションのお手本ですね。
山地死刑囚は、それ以外の償いはありえない。
個人的には、福田被告も同じだと考えている。

どちらにも思うのは、生い立ちが引き起こす人間性の歪みである。
誰もが、悩みがあり、不満があり、欲望があるだろう。
でも、みんな我慢しながら、他に喜びや愉しみを見つけて、
幸せを積み上げていく。何故、それが出来るのか。
それは、一番最初に触れ合う人。「親」との関係で築かれるのだ。
親に抱っこされて、教えられ、怒られ、愛されて育てられていく。

彼らには、それが無かった。この本は、その山地死刑囚の生い立ちを
丹念に綴っている。罪は罪として償うという点は揺るがない。

しかし、もし彼を誰かが愛してあげていたら、
何かが変わったような気がする。
誰かがずっと受け止めてあげていたら、事件が無かったかもしれない。
この本を読むと、そんな、哀しい、寂しい気持ちになる。
冷静に、しかし、関係者の話を丹念に聞き、そこに何があるのか、
を読者に問いかけながら、自問している。良書です。
彼に同情することはないですが、「でも」という言葉が浮かびます。

増田美智子氏は、これを読んでから書くべきでしょう。
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死刑制度に犯罪抑止力はあるか。
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投稿日: 11か月前 投稿者: bioclif
最初に断り書きが必要。
事実を元にしたとは云え、小説なら小説と、冒頭に書いておいて欲しい。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/11 投稿者: き
いいものを読ませてもらいました。
 現役の週刊誌記者であり、「社会の病理としての犯罪」に関心
があるという小川善照の第一作は、「社会」や「病理」等々誰もが... 続きを読む
投稿日: 2010/3/14 投稿者: 山田鸚鵡
もっと読ませる文章であれば
実話ナックルズの特集で山地悠紀夫に興味を持ち、この本を買った。

いかにも週刊誌の記者が書いたっぽい、... 続きを読む
投稿日: 2010/2/24 投稿者: ひろりむ
これ以上の皮肉があろうか
一気に読み終えてしまった。
強烈に恐ろしい内容だ。

自分で望んで生を受けたわけでもなく、... 続きを読む
投稿日: 2010/2/23 投稿者: moonzero
ノンフィクションとはまさにこれ!
事件そのものは有名であるため、山地がなぜ2度の殺人を犯さなければいけなかったのか。非常に綿密な取材を通してその輪郭は分かってくる。しかし核心は誰も分からない。それ... 続きを読む
投稿日: 2010/2/5 投稿者: とあーず
読み応えのある「知りたいが分からなくても良いこと」
筆者の実に丹念な取材。しかしそれでも、なぜ、母親殺人に至ったかは、
僕にはちっとも分からない。結局心の闇なんて解き明かすことはできないんだ。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/17 投稿者: Gori
イマイチでした
意図して小説風に書いているようですが,それがかえって読みづらく,ストレスを感じました.本書によれば,山地悠紀夫氏は肝心な事を何も語らず死刑になったようです.本書か... 続きを読む
投稿日: 2009/11/22 投稿者: 40歳前の会社員
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