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私も彼のようなエネルギーを持つ人間を知っている。しかしこういった方は言葉で自己主張をせず、まして自伝の出版などは決してありえないため、最も近い存在である配偶者からの視点で本が書かれたことは大変に興味深い。生身の人間を描いている以上、彼の行動や価値観に全面的な同意は出来ず、人によっては不快に思う場面もあるだろうが、それでもこの本に移った彼の情熱に当てられてしまうかもしれない。ちなみに本文に頻出する「革命家」というのは彼独自の解釈で用いられており、政治的に偏った意味はない。
帯には「あなたは最近、人生について考えたことがありますか?」という問いかけが書いてある。アフリカの独立革命を自分の志とし、何の後ろ盾もない中アフリカに飛び込み地道な活動を続ける著者の夫島岡強の半生を描いたもの。しかしそこには悲壮感はまるでなく、希望と喜びに満ちている。人生の意味を知った人の強さを感じさせてくれる本である。
充実した内容に対し1000円という低価格と、著者の飾らない口調で一気に読むことができ、読み終えたあとには行動しようと思える良書である。
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