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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
久し振りの暖かい眼差しで人を描いた奥田作品だが、今一つ、インパクトに欠ける面もある,
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レビュー対象商品: 我が家の問題 (単行本(ソフトカバー))
私は、奥田英朗の新作、「無理」、「純平、考え直せ」を読んできて、「最近の奥田英朗は、一体、どうしちゃったんだろう?」、「作品が面白おかしさえすれば、それで良いのだろうか?」と思っていた。これらは、いずれも、格差社会の負け組を主人公にした後味の悪い作品となっており、私には、未来への希望が全く見えない格差社会の負け組の人生を書きっ放しにしているだけのようにしか見えなかったのだ。それと比べると、この「我が家の問題」は、久し振りに、暖かい眼差しで人を描いた奥田作品に出会ったという感じがする。ここで描かれている6つの「我が家の問題」は、必ずしも、どこの家庭にもあるような「ささやかだけれども悩ましい」問題ばかりではなく、かなり深刻な問題も含まれている。しかし、どの主人公たちも、最後には、そうした問題を前向きな気持ちで乗り越えていこうとする善男善女ばかりであり、非常に読後感が良いのが特徴だ。ただ、その反面、「無理」、「純平、考え直せ」にあるような毒が全くないこうした奥田作品には、今一つ、インパクトに欠ける面があることも否めない。「あちら立てれば、こちらが立たず」で、作品作りとは、なかなか難しいものだと思う。 そんな中にあって、この短編集一番の傑作だと思ったのが、「夫とUFO」だった。「夫がUFOを見たと言い出した」、「エムエム星雲からやって来たコピー星人」などと書かれると、読んでいて、バカバカしく思えてくるのだが、これが実は、職場でこき使われるサラリーマンの悲哀を描いたなかなかの物語なのだ。そんな夫を救出しようと、多摩川の堤防で夫と対峙するラストは、滑稽ながらもハートウォーミングな絵になるシーンであり、笑えて、泣けるのだ。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
丁寧に描かれた家族小説です,
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レビュー対象商品: 我が家の問題 (単行本(ソフトカバー))
完璧すぎる妻のせいで帰宅拒否症になった夫。里帰りのしきたりに戸惑う新婚夫婦…。 誰の家にもきっとある、ささやかだけれど悩ましい6つのドラマ 1 甘い生活? 2 ハズバンド 3 絵里のエイプリル 4 夫とUFO 5 里帰り 6 妻とマラソン の6つの短編が収録されています。 どれも日常のひとこまを切り取った内容ですが ともすれば平凡な内容に落ち入りがちなテーマを 登場人物の心理描写の上手さでとても素敵な作品に仕上がっています。 妻と夫、そして子供たち、それぞれの今時の心理描写が見事です。 丁寧に描かれています。 文章に無駄もなく共感出来る場面も多々あり久しぶりのヒットです。 早く次の作品が読みたいです。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
やっぱり、いいです。オクダワールド。,
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レビュー対象商品: 我が家の問題 (単行本(ソフトカバー))
「家日和」がかなりよくて、自分に実生活にも反映させた体験を持つものとして、続編ともいえる今作を堪能。家庭にはそれぞれ、外から見えないいろんな悩みややっかいなことがあります。 いろんな意味でかなりハッピーエンドになっていますが、それもあえてうれしく受け止めました。
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5つ星のうち 4.0
日和から問題へ
「家日和」の続編です。 タイトル通り「日和」から「問題」に変わり内容も前作より重いものになりました。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: rainyou
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