このほんの良いところ
1類書に比べてニートに対する表現やニート像が現実に近いところ((ア)単なる甘え・怠けとは見ていないところ。(イ)ニート=いじめられっ子というのは、全部がそうとはいえないが、『フリーターとニート』などを読んだ限りでは、現実に近いのではないか)。
2ニートの声を載せているところ(p76)。
3ジョブカフェの連絡先が載っているところ
この本の良くないところ
1非正規雇用でも働こう、と呼びかけるが、安易である。なぜなら、正社員に比べて保障が少ないし(社会保障がない場合もある、クビになりやすいというリスクもある、など。)、キャリアの面でも評価が低いのが現実だから(それでも働かないよりマシというのはわかるが、そういうアドヴァイスをするなら格差是正を唱えてからにしてほしい)。
2働くということにポジティブな記述が少ない(不条理が多いとか働かないという選択肢はないとか。それでニートを働かせられるのか疑問)。
31、2の他にもおかしな記述が散見しているところ(2点だけ挙げると、「働こうと思ったら就職口がある」(p87)のは、大学新卒のみといっていいし(状況は変わりうる)、面接試験がない就職(p123)というのは実際ほとんどない(というか、想像できない))。
結論
良いところ星5つ、良くないところ星3つ、読み進めるほど良くないところが目立ったので、星3つ。