沢田研二、ジュリーが36歳のとき、自らを振り返り、玉村豊男氏と対談形式で語る自叙伝。
赤ん坊の頃のエピソードの始まり、優秀だった小学生の頃、野球部のキャプテンをつとめた中学時代や高校(進学校)中退への思い、デビュー当時の様々なエピソードや女性観、恋愛への思いなどを盛り込みながら、36歳に至るまでの日々を自らの言葉を通して誠実に語っている。当時はザ・ピーナツの伊東ミエさんとご夫婦だった。その後、女優の田中裕子さんとの出会いがあり、離婚、再婚という人生の流れがあるが、自分の気持ちに正直に、誠実に生きてきたジュリーの人物像がくきやかに浮き彫りにされる一冊。
その時代ごとの写真(白黒)や健康診断書、婚姻届けやコンサートのチケット、直筆のメッセージなどが実物大のコピーで挿入されているのもファンにとってはサプライズだ。憧れの存在だったジュリーが身近な人間として感じられると同時に、やはりスターになるべくしてなった才能の持ち主であることが感じられる貴重な一冊。ますますジュリーへの憧れを強くした。廃刊であることが残念だ。