今まで出た著者の技術書などから私見では、結構難しい人、堅物と思っていたが、この本を読んで著者のおもしさを再認識できた。
学生時代よりフリークライミングにかかわってきた著者が、クライミングを取り巻く時代の移り代わりや世代交代の中で関って来た人・岩・世界をまじめにわかりやすく書かれている。クライミングを全く知らない方にはお勧めできないかも知れないがフリークライミングの歴史や精神論など難しいことは考えなくとも、「フリークライミングやクライマーってこんなんだ!」と知ることが出来る一冊。注釈の人物説明が著者とのかかわりをさらに面白く書かれている事や巻末のクライミング年表だけでも価値がある。著者の技術書(クライマーの教科書)と一緒に持って置きたいクライマーの副読本。