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我、食に本気なり
 
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我、食に本気なり [単行本]

ねじめ 正一
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商品の説明

内容紹介

直木賞作家で詩人のねじめ正一さんの食にまつわるエッセイです。

昭和23年生まれで中央線の高円寺で育ったねじめさん、家が乾物屋を営んでいて、鰹節は格好の遊び道具だった。
生まれながらに出会った鰹節だが、手間と時間をかけて5番カビまで付けた「本枯節」というのがあることを知り、
食に本気になるきっかけとなりました。巨人宮崎キャンプで長嶋監督と食べた大きなさつま揚げ、祖母と歌舞伎座に行った帰り、
三越デパート大食堂で食べたアイスクリーム、父とふたりだけの最後の旅で食べたすき焼きなどなど。米、うどん、ラーメン、お茶漬けからホットドッグまで、
ねじめさんが本気でこだわる36の食の話がじんわりと味わえます。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ねじめ 正一
1948年、東京都杉並区生まれ。青山学院大学中退。民芸店経営のかたわら詩を書く。81年、処女詩集『ふ』でH氏賞受賞。88年、『高円寺純情商店街』で直木賞受賞。2008年、『荒地の恋』で中央公論文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 274ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/1/21)
  • ISBN-10: 4093878285
  • ISBN-13: 978-4093878289
  • 発売日: 2009/1/21
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
昭和23年生まれで中央線の高円寺で育った著者が、その舌を巻くほどの記憶力によって、克明に再現された36の「食」にまつわるエッセイ。「誰よりも君を愛す」(アイスクリーム)といったコミカルなサブタイトルとともに記された品書きを見ていくと、これが庶民的な食べ物ばかり。さつま揚げ、ラーメン、すき焼き、うどん、柿の種、カレーライス、卵、油揚げ…。

だけど、いざそれらを食べる時、味や香りと一緒に、高円寺商店街の乾物屋だった昭和30年代のねじめ一家やご近所さんや友人知人が次々と登場してくる。食べ物と場面が一体化しているのだ。なかでもつまらないことをきっかけに著者とやりあってばかりいる関西出身のオクサンがケッサクだ。

ねじめ正一が書くものは、会話も含めて場面描写にすこぶる臨場感があるうえに、文章自体にも滋味があり、自分にも思い当たる節がある「味噌汁かけごはん」には大笑いし、シュークリームに対する並々ならぬ執着心にはふむふむと感心しながら、実に楽しく読める。「牛乳VS脱脂粉乳」の様相を呈する「牛乳」と、時代と場所を越えた決まり文句「アーメン、ソーメン、ヒヤソーメン」が出てくる「そうめん」の章が、とくに楽しく読めた。

庶民の観察眼で、愛すべき人間たちの食べ物に関する愉快なエピソードを集め、コトコト煮込んでダシがよく利いたおでんの具のように味わえる一冊。
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