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我、言挙げす―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)
 
 

我、言挙げす―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫) [文庫]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

晴れて番方若同心となった不破龍之進は、伊三次や朋輩達とともに江戸の町を奔走する。市中を騒がす奇矯な侍集団、不正を噂される隠密同心、失踪した大名家の姫君等々、自らの正義に殉じた人々の残像が、ひとつまたひとつと、龍之進の胸に刻まれてゆく。一方、お文はお座敷帰りに奇妙な辻占いと出会うが…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇江佐 真理
昭和24(1949)年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。函館在住。平成7(1995)年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、『余寒の雪』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 308ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/3/10)
  • ISBN-10: 4167640147
  • ISBN-13: 978-4167640149
  • 発売日: 2011/3/10
  • 商品の寸法: 15.5 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By maysuke
形式:単行本
全6編から成り、伊三次・お文ファミリーが中心の話と不破龍之進が中心の話が交互に収められています。亭主の稼ぎを補うために未だお座敷を勤めるお文が「人生これでよかったのか」と思い悩んだり、夫婦の倦怠期を思わせながらも絆を強くしていく様子がさりげなく書かれていて、読んでる方も幸せな気分になります。龍之進は、仕事をする上で清濁併せ呑むことも必要であること、自分の意思をはっきり述べることの大切さと難しさを学ぶなど、着実に成長を遂げている様子も好ましい。

「伊三次捕物余話」の副題から内容がハズれつつあるのが残念ですが、より味わい深い人情物の様子を呈しており、これはこれで魅力的な1冊になっています。
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形式:単行本
「八丁堀純情派」を名乗った不破龍之進、緑川鉈五郎、春日多聞、西尾佐内、古川喜六、
橋口譲之進。彼らは成長し、後輩もできた。そしてついに、古川喜六が結婚することになった。
嫁になる芳江の父帯刀清右衛門は、かつて上司の不正を暴こうとして失敗し、閑職に追いやられた。
「自分ならどうすべきか?」龍之進の心は揺れる・・・。表題作「我、言挙げす」を含む6編を
収録。髪結い伊三次捕物余話シリーズ8。

今回の作品も読み応えがあった。「粉雪」では凶悪な事件を扱っているが、伊三次と伊与太の
ほほえましい親子関係に救われる思いがする。「委細かまわず」では、直面した問題に正義感の
強い龍之進の苦悩する様が描かれている。小早川も、考えれば哀れだ。「明烏」では、お文の
不思議な体験を描いている。「もしあの時、違う道を選択していたのなら・・・。」お文の心の
動きが、興味深い。「黒い振袖」では、お家騒動に巻きこまれた姫君と龍之進との淡いふれあいが
印象的だ。「雨後の月」では、弥八とおみつ夫婦の関係をしっとりと描いている。人間、生きて
いればいろいろあるものだ・・・。表題作「我、言挙げす」もよかった。おのれの信念を貫くことは
大切だが、それだけではどうすることもできない問題も多々ある。
この作品のラストでは、伊三次一家にまたまた試練が降りかかる。「八丁堀純情派」、そして
「本所無頼派」は、この先どうなっていくのか?ますます楽しみなシリーズだ。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By White Spirit トップ50レビュアー
形式:単行本
本シリーズ8作目の【我、言挙げず】を読み終えました。
伊与太をあずけて芸者として働き続けるお文が偶然、辻占いと出会い
もしも自分が大店の娘としてむかえられたならば…。
お文の潔さにはいつも惚れ惚れします。
たとえ貧しくても伊三次と伊与太との暮らしをしみじみ幸せと思うお文。。
お文=宇江佐さんなのでしょうか。。
髪結い…シリーズにも随所に著者の素敵なお人柄を感じます。

龍乃進も日々成長して行くのですが青臭さも残り
ちょっとしたことで怒るところがかわいいです。
八丁堀純情派は喜六の結婚で解散してしまうのかな?

ラストでは伊三次一家の家が火事に遭い丸焼けに。。
まだまだ一家の苦労も続きそうです…。
早速、次が読みたくなりました!
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