池田成彬の壮絶な生涯は魅力に満ち溢れており、
著者が「現代に蘇らせなければならない」と決意された理由が理解できる内容です。
作品中、成彬の発言にある
「人間の価値を地位の高下で判断せず、いかに忠実にその職務を果たしたかによって評価する」
との言葉からは、どんなに細かい部分でも自らの信念に忠実に筋を通し、
言い訳をせず、責任を取るという姿勢を感じられ、その生き方には感銘を受けます。
著者が銀行員時代から貫こうとした生き方とも相通ずる部分だったのではと思われ、
混迷を極める現代社会において、池田成彬のようなリーダーシップは必要なのだと
訴えかけられているように思えてきます。
生き方の参考になる素晴らしい人物の存在を教えてくれる作品。