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本書での神津恭介は名探偵の名にふさわしい、鬼気迫るような推理の冴えを見せる。「そんなことあるはずがない」と思いながらも、いつの間にか神津恭介がこの説の正しさを証明してくれるのでは?と期待しながら読み進んでいることに気付く。読む人が読めば牽強付会、強引な解釈をしているところもあるのかもしれませんが、私はそんなことに気付く余裕もなく、神津恭介の解き明かす歴史の謎を堪能できました。
小説の中での話しなんだとわかっていても、読み終わった後「知ってる?ジンギスカンって実は源義経だったんだよ」と誰かに話したくなる、そんなすごい一冊です。
結末の評価もさまざまだと思いますが、「成吉思汗」の文字の「秘密」を解き明かすところは正直悪くありません。国に残した静を思い狂気のごとく世界を暴れ廻る義経=ジンギスカンを思い浮かべると胸に迫るものがありました。
これだけでも、「義経=ジンギスカン」説を信じてもいい気になってしまいます。
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