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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
義経の謎を推理していく、ロマンあふれる歴史ミステリの快作,
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レビュー対象商品: 成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫) (文庫)
源義経と成吉思汗は同一人物だったのではないかと推理していくのが、探偵・神津恭介(かみづきょうすけ)と友人の松下研三、大学の歴史研究室の助手を務めている大麻鎮子(おおあさしずこ)の三人。様々な文献にあたりながら、義経と成吉思汗は同一人物だったのではないか? と推理・仮説を進めていく話の展開に、わくわくしました。話の半ばで、ある人物が登場して、神津恭介たちのグループに反論する場面。両陣営の論戦に息詰まるような緊張感がみなぎっていて、手に汗握りましたね。病院のベッドに寝ながら、相手と鋭い攻防を繰り広げる神津恭介の姿が印象的。思わず、「恭介、負けるな」と声援を送っていました。 話の終盤では、推理を突き詰めていくというよりも、一種夢幻的な味わい、歴史の謎を追い求めていくロマン的な味わいがあって、そこに惹かれました。ディクスン・カーの名品『火刑法廷』の味わいを、「本格推理的解決を、最後の段階でもう一度怪談に逆転させて幕をとじる――そこに何ともいえない恐さがにじみ出ている」と語った著者ならではの幕の引き方ではないかなと思った次第。 国内歴史ミステリでは、松本清張『Dの複合』、井沢元彦『猿丸幻視行』とともに、とても面白かった作品。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本当の探偵,
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レビュー対象商品: 成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫) (文庫)
高木 彬光の小説の中でも最も好きな本の一つ。入院中の探偵が病院のベッドで 源義経がジンギスカンになったという昔からの伝説を解き明かすという設定がまず面白い。 展開される推理も中々説得力があり 読んでいるうちに段々 本当に義経がジンギスカンであったのではないかと 説得されてくる。最後には 個人的には信じてしまったところだ。 それにしても まず その伝説が凄い。誰が考えたのか分からないが 初めに考えた方こそが 本当の探偵だったのだと思う。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
成吉思汗の秘密 第16章の追加で超秀作に変身,
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レビュー対象商品: 成吉思汗の秘密 新装版 (光文社文庫) (文庫)
この作品は、初版を発行後2年たったころ、最後の章(第16章)が追加されたそうです。確かに、それ以前の感想は、 5つ星のうち 3.0 面白いけど、最後があっけない, 2009/9/12 By nh (東京都) このnhさんの感想に近いものがありました。(ただし神津恭介さんの Love story・・・大麻鎮子(おおあさしずこ)さんとの! +ミステリとして読むと面白さは広がると思いますが) nhさんの文章をそのまま借用すれば、 神津恭介と井村博士とのやりとりで、推測の検証になっているのだが、最後の心中事件で一件落着というのは解せない。 高木彬光が、「そろそろお時間となりました」と強引に終わりに持っていったようで。。。 確かに、輪廻ではミステリファンは、納得しません。! みなさん!「成吉思汗の秘密」はぜひ!改定版を お読みください、きっと満足度アップすると思います。でもこの16章が加わると、その後、大麻鎮子さんは何処へ行ってしまったのでしょうか?(笑)
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