「営業思考」というタイトルが付いておりますが、職種は問わず、「成長したい」「成功したい」と思うビジネスパーソンに役立つ本だと思います。
人を感動させるには
1)著者自らの体験を元に発する言葉
2)読者に対し「成功して欲しいという思いが込められたメッセージ
が必要な要素です。
もちろん、ビジネス書なので「成功するための具体的なノウハウ」も必要な要素ですが。
著者はリクルートの営業時代「全国MVP賞」を取ったほどの営業パーソンでした。しかしそこに至るまでは厳しい道のりがあったのです。
学生結婚、そして別れ、アルバイトの面接の失敗、リクルートに入社したものの戦力外とみなされる日々....リクルート時代は5「他の人が50件回るのであれば、私は51件回ろう!」と自分とライバルとの関係のみを見つめ、顧客の思いを忘れることが多かったようです。しかしながら、成功している人の考え方を身につけ、相手の立場に立った営業スタンスを貫きとおすことによって、「全国MVP賞を取るまでになった」のですが、その道のりは決して平たんではなかったと思います。
そのことを著者は最初の立山登山の場面で表していると思います。立山登山は決して楽なものではありませんでした。小学生に抜かれながらも自分のペースを守り、そして頂上いたどりついたのです。著者の人生も、きっと回り道をしながら、現在の地位に辿りついたのでしょう。
本書では、「著者が得たマインドはどのようなものか?」「そしてその成長の支えになった考え方は何か?」を堪能できるのではないかと思います。そして読み終えたとき、「自分もできるのではないか?」という高揚感につつまれることでしょう。特に「現状を打破したい!」と思っている方にはお薦めだと思います。