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55 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
YAZAWAが好きになりました,
By pinktiger21 "pinktiger21" (東京都江戸川区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫) (文庫)
キャロルに対しては、ジェームスディーンに対して感じたのと同じカッコ良さを感じていました。矢沢永吉がソロとして再デビューしたとき、その発言に何となく浮いた感じ、勘違いしてないか?というようなカッコ悪さを感じ、好きになれませんでした。この本がベストセラーで話題にになった頃も、タイトルには興味を持ちましたが、あえて読もうとは思いませんでした。読書量の増えた最近、この本を評価する人たちの意外と多いことが気になってしょうがなかったのです。やっと読む機会を得ました。恐れ入りました。言葉遣いはヤンチャそのものですが、書いてあることは実にまっとうです。10歳代半ばで既にカーネギーの「人を動かす」を愛読書にしていたというのにも頷けます。この本はヤンキー語で書かれた成功の指南書です。但し、BIGになるということを単純に受け取って欲しくない。この本に批判的な人の多くが誤解しています。BIGとは一人ひとりの中にあるオリジナルなものです。YAZAWAがBIGになったのは、自らのオンリーワンを追及し続けたからに他なりません。
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人生は皆、同じなんだ,
レビュー対象商品: 成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫) (文庫)
ジョニー大倉氏の「キャロル-夜明け前」が出版された事で久々に本書を読み返してみた。大倉氏の中身にはあえて立ち入らない・・・。誰でも他者のアドバイス無しに成長はできない。従って矢沢永吉も例外ではないだろうし、彼独特のマイクスタンドパフォーマンスもロッド・スチュワートらの影響を受けている可能性はある。しかし、彼の軌跡を見れば、存在感、楽曲、歌唱術、ステージパフォームはどう考えても矢沢永吉という類まれな資質なくして成立しなかった事は明白だ。本書に描かれる幼少時からの過酷な人生同様に、血の滲むような努力の末に「矢沢永吉」は「矢沢永吉」としか形容できない唯一無二の存在となったはずだ。その個性は本書に燦然と表れている。しかし、以前本人も公言していたが、本書の存在と彼の特異な個性は「ミュージシャン」としての本来の姿への興味を大衆から失わせる諸刃の刃になった事が否定できない。彼はロックもいいが、特に80年代前半までのミディアム・スローナンバーが本当に美しい。簡潔でタイトでクールで、メジャーコードのバラードはほのかな甘さをもち、彼の音楽に対する鋭敏な感受性が輝く名曲は数え切れない。好悪は別として、マイクを振り、情熱的に歌い踊るあのスタイルは彼以外に絶対成立しない。他のミュージシャンが真似をすればきっと滑稽な姿をさらすだけだ。たぶん、あの個性とは裏腹に矢沢本人の性格は、”素直ないい人”なのだと思う。でなければ、敵の増加や孤立を計算し外面をもっと繕うはずだし、何度にも渡るスタッフの裏切りに遭う事もなかったろう。そして、初婚の奥様との離婚に対しては本書の美談は虚偽だと、多くの誹謗中傷を受けたらしい。でも、僕は思う。”誰にだってある心変わりに過ぎないじゃないか。矢沢永吉だってただの人間なんだから”。その思いは本書のラストに象徴的に浮かび上がる。ライブで歌う瞬間を語る矢沢。「客席はほんの数列しか見えてない。10本のスポットが当たってるからその先は、真っ暗なんだ・・・」誰の人生も同じように先は見えない。それでも矢沢永吉は疾走する。当年60歳を迎える彼のますますの活躍を祈って止まない。
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
絶対に出会ったほうが良い本,
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レビュー対象商品: 成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫) (文庫)
この本の存在は前から知っていたのだけど、色んなタイミングが絡み合って、2009年に「読んでおきたい」という時期がきたので一気に読破した。この本の中の矢沢永吉は28歳。昭和53年。だけれど「昔の本」ではなく、言っていることはいつの時代にもどの年代の人間にも通じることで、むしろ情報が溢れすぎて目的を見失いがちな2010年の“今”読むと、気合いを入れてもらえること間違いなし。 そしてこの本の中の矢沢永吉は「50歳くらいになっても白髪頭で大規模のコンサートをやり『アイラブユー、OK!みんな、この曲覚えてるか』とやりたい」と語っているのだけど、その発言の一節を読んで「それ、60歳になってもやってますよ!」と笑けてしまうくらい鳥肌が立った。すごい。ただただすごい。本当に2009年のツアーで実行していたのだ。 「自分が何かしなきゃ、と思ってる時にぶつかった本は実に意味がある」とこの本の中の矢沢永吉は言う。まさにこの『成りあがり』がそんな本だと思う。 取材を行った糸井重里の熱いあとがきも、この本を作る過程の光景や作った目的や願いが伝わってきて、とても良かった。
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