「憲法改正」と勢いよく話す政治家の姿を、戦後何人も見てきた。「教育が悪い。憲法を改正すべきだ」等と。しかし具体的に憲法改正実現に向けて行動した者はほとんどいなかったのではないか。この人は違う。日本国憲法の施行50周年であった1998年、中山氏は超党派(共産・社民を除く)の議員を束ね憲法調査委員会設置推進議員連盟を結成し、国会に憲法論議の場を設けようとする動きをリード、この動きは2000年の衆参両院への憲法調査会設置に結実した。そして憲法調査会は先日、5年間の議論を集約し、現憲法下、国会で初めて憲法改正の方向性を打ち出す内容「最終報告書」をまとめた。その流れを丁寧に追った一冊。