うろ覚えで恐縮だけれど、新聞の全面広告でドーンと本書のPRをした、という記事を読んだ(まぎらわしいけれど、だから実物の広告は見ていない)。老舗の出版社が自社の政治的立場を明確にするというのは、大変意義深いのではないか、と。それで実際に読んでみた。手に取って読むという行為をすることで、本書の提案する意見の是非は置いておいて、岩波書店としてはある種の使命感を真っ当したことになると思う。まだ他人事かも知れないけれど、憲法についてちょっとでも考えてみる契機にはなる。これはささやかかも知れないけれど、大きな前進ではないだろうか。それで今度はどこかの出版社が、岩波でも構わないのだけれど、180度意見の異なるブックレットを出したらどうだろう。さらに考えるきっかけができるはずだ。