「国のかたち」はいかに見直されるべきか。建国200年で、辺境の小国から超大国となったアメリカ。その国柄を表す最高法規・合衆国憲法は、自主独立の精神を今なお堅持している。
だが、その運用をめぐっては論議の連続であった。連邦と州での権限争い、奴隷制度をめぐる南北の対立、二度の世界大戦や冷戦下での言論の自由……。国のあり方そのものを揺るがす時代の要請に対し、憲法はいかに解釈・修正されてきたのか。
ロイヤーであり、駐米公使も務める著者が、憲法を通じて合衆国の歴史を物語る。
<上巻の主な内容>最高裁、大統領を選ぶ/アメリカ合衆国憲法の誕生/憲法批准と『ザ・フェデラリスト』/憲法を解釈するのはだれか/マーシャル判事と連邦の優越/チェロキー族事件と涙の道/黒人奴隷とアメリカ憲法/奴隷問題の変質と南北間の緊張/合衆国の拡大と奴隷問題/ドレッド・スコット事件/南北戦争への序曲/連邦分裂と南北戦争の始まり/南北戦争と憲法
登録情報
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マーベリー対マディソン事件、ドレッド・スコット対サンドフォード事件など
重要な連邦最高裁判例を紹介していますが、判例の理論はあっさりと紹介するに止め
歴史的事実の経過を詳しく紹介しています。
新書にしてはやや分量がありますが、淡々と事実を語るのではなく
物語調に書かれている本なので読みやすいです。
イントロダクションとして、2000年のブッシュ対ゴア事件も新聞報道などより
やや詳しく紹介しています。
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