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憲法「押しつけ」論の幻 (講談社現代新書)
 
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憲法「押しつけ」論の幻 (講談社現代新書) [新書]

小西 豊治
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

日本国憲法は押しつけられたのではない!象徴天皇・国民主権という憲法の構想は、民権運動から受け継がれた日本の民主主義が生んだものだった。丹念な資料検証が浮き彫りにする、日本国憲法誕生の真相。

内容(「BOOK」データベースより)

終戦直後、在野の「憲法研究会」が起草した画期的な民主主義的憲法の草案。それこそが国民主権・象徴天皇のルーツだった―史料を丹念に読み解き描き出す、憲法成立の真相。

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/7/19)
  • ISBN-10: 4061498509
  • ISBN-13: 978-4061498501
  • 発売日: 2006/7/19
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 66,355位 (本のベストセラーを見る)
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30 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 こういうことは知っておいたほうが良い, 2007/2/12
レビュー対象商品: 憲法「押しつけ」論の幻 (講談社現代新書) (新書)
日本国憲法「押しつけ」論というのは、まあ、羅生門のような話で、日本国憲法のどの部分を、誰がどの立場から語るのかにより、見え方が異なるのは当然だろう。国体護持派や政府の守旧派の立場からすれば、「押しつけられた」と感じたのにはそれなりの理由があるわけだろうし、一応建前上は議会の承認を経て日本政府により発布された憲法だから、一般市民は必ずしもそうは思わなかっただろう。ましてや、戦後生まれの私などからすれば、生まれてこの方現行の憲法と共に生きてきたので、「押し付けられた」という感覚は一切ない。本書は、鈴木がワイマール憲法を参照していることに言及しているし、植木枝盛草案はフランスの諸憲法の影響を受けていることも論じている。「幻」というタイトルに関しては、著者というより、インパクトを意識した出版社の意向が強かったのだろうと思うから、それはとやかく言わないことにする。

従って、日本国憲法は、日本人の意向は一切無視してアメリカが丸ごと押し付けたのか、というと、決してそうじゃないし、日本国憲法に含まれる民主的理念は、戦前の自由民権運動につながる日本社会の民主主義的水脈を引き継いだもの、という無視し難い側面がありますよ、それを忘れちゃいかんですよ、と、まあ、そういう結論であり、至極納得できる。
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37 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 タイトルはミスリーディング, 2006/7/29
レビュー対象商品: 憲法「押しつけ」論の幻 (講談社現代新書) (新書)
 日本国憲法の成立過程において,GHQ民政局が憲法研究会名義で鈴木安蔵の起草した「憲法草案要綱」を参照していたことは,今ではよく知られている(原秀成『日本国憲法制定の系譜3』など)。その鈴木は,明治期の自由民権運動における植木枝盛の憲法案をも参考にして上記「要綱」を書いたとされる。

 しかし,本書では,民政局が,直接に植木案の英訳を参照していたのではないか,という仮説を検証している。

 戦前の日本にも「民主主義」の思想が存在したことについては,近時,坂野潤治教授が『明治デモクラシー』(岩波新書)等で強調しているところであるが,本書の視点も,これに近いと言える。

 ただ,GHQが参照すべき憲法思想がかつての日本に存在していたという事実と,現行憲法が「押しつけ」かどうかという論点とは,直結するものではない。その意味で,本書のタイトルは,その内容にそぐわない印象を与える。

 著者の研究姿勢は,むしろ,在野の憲法学者・鈴木安蔵の足跡を追うというべきものであり,今後,新書本としては,鈴木安蔵の憲法思想史的研究をまとめて欲しいものである(売れないだろうが)。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 九条信者、病膏肓に入る, 2010/7/15
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レビュー対象商品: 憲法「押しつけ」論の幻 (講談社現代新書) (新書)
日本国憲法はGHQの「押しつけ」といわれるが、そうではなく明治前期の自由民権運動の頃の植木枝盛らの憲法案に由来している。核心部分は日本人自身が生み出したものだ、断じて「押しつけ」ではない、誇りを持て、というのが本書の主張。
だが、鈴木安蔵らの働きかけによってGHQが憲法研究会案≒枝盛案を採用し成案となったのなら、外圧を利用して自分たちの思想を実現させようと企んだという汚点は残る。
さらに、本書では曖昧にしているが、鈴木らが自主的に検討したのではなく、ハーバート・ノーマンの示唆により鈴木が検討を開始したのであって、要するに”やらせ”だ。
しかも、ハーバート・ノーマンはコミンテルンの工作員であることが露見しており、鈴木自身もマルクス主義者なのだから、日本国憲法の核心は真っ赤っ赤というほかない。
そもそも、主権が外国の手に握られている状態での憲法制定は、内容がどのようなものであれ無効・無価値だ。
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