フランク・コーソは、有名紙の記者時代に「虚報」の汚名を着せられ解雇された。その後移った新聞社は、彼の記事のせいでタブロイド紙にまで落ちぶれてしまった。今や世捨て人同然に暮らすコーソに、死刑囚ハイムズは無実だという記事を書くよう依頼がくる。死刑執行まであと6日、虚報の「前科」のあるコーソがハイムズの無実を証明するには、真犯人を見つけるしかない。
著者のG.M.フォードは、長年創作講座の講師をしていたという。そのためか、6日間という時間制限を設けたり、無関係のように描かれていた人々が最後は一堂に会したりと、凝った仕掛けがなされている。読み進むうち、コーソが6日で解き明かしてしまう事件でさえ解決できない警察内部に、何か大きな腐敗があり、それが「憤怒」の意味であるかのように思われてくるかもしれない。しかしそれも肩すかしに終わり、釈然としない向きもあるだろう。
同作品の魅力は、謎解きより、事件に関わる人間模様だ。人生の明暗を知るコーソの言葉には、癒されるものがある。敵対する編集長とのやりとりもウィットに富む。シリーズ化されるようだが、コーソと美人助手ドアティの、心に傷を負う者同士の恋の行方も気になるところだ。(川瀬道子)
登録情報
|
類似した商品から提示されたタグ(詳細)関連タグ(この商品に近い関連キーワード)を追加する++最初のタグになります
|
が、ヒーロー、ヒロイン以外の人物にも魅力があり。
ビルやらドロシーやらロバートやらシンシアやらナタリーやらボーンやら…
ガイジンさんの登場人物10人以上にわたると頭が痛くなるものだが、
どなたこなたも生き生きと反芻できます。
「推測不能」ではないけれど、お楽しみは充分。
中身を表現するです!!!!!
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|