没落し、平穏な生活も失った子爵の娘が、復習の想いを胸に治安判事の補佐官に応募してきます。
妻を亡くして以来、修道士の様な生活を送ってきたロス卿はそんなヒロインを一目見てノックアウトされてしまいます。有能で生き生きとし、優しさもあるヒロインに魅せられていき、あたふたするヒーローがかわいらしい。。無表情で機械のように思われていたヒーローが、どんどん情熱的になっていくし、作品自体は、期待を裏切らない良いものとなっています。
ただし、三部作の出版順が逆になってしまっているため、「悲しいほどときめいて」を先に読んでしまっていると、本作の核ともなるストーリーの先が読めてしまいます。シリーズ物であっても、順序を無視して読んでもあまり影響ないものもありますが、本作では面白さが減殺されています。
出版社としても、クレイパス作品が、ここまで受け入れられると思っていなかったのかもしれませんが..。「悲しいほどときめいて」を未読の方は、是非、本作を先に読んでください。
作品単体として見て星5つですが、出版順の点と微妙な日本語タイトル(笑)を加味すると4つかな。