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その中、事実をひとつひとつ検証していくというもっとも大切な作業をおこない、その成果をまとめたのがこの本である。
本書は、慰安婦問題の発端と経過、日本国内の公娼制度、独・露・英・米国軍との「慰安」比較考察、慰安婦「身の上話」の検証、証言者の偽称とかつがれたメディア、国連と慰安婦問題、給付金をめぐる慰安婦団体の暗闘など、いまだくすぶり続けているこの問題を正面から受け止めた「慰安婦問題」に関する基本テキストとなろう。
読み進めていくと、近現代史研究者として著名な著者の冷静な切り口、分析力、資料収集の行動力には脱帽させられる。 ただ内容はやや難解であり、事前にある程度の知識が必要とされるのが惜しい。
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