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慈悲 (講談社学術文庫)
 
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慈悲 (講談社学術文庫) [文庫]

中村 元
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

仏道の最重要概念を仏教学の泰斗が解明する生きとし生けるものの苦しみを自らの苦しみとする仏の心、慈悲。釈迦の精神を深く探究し、仏道の社会的実践の出発点を提示する。仏教の現代的意義がここにある!

内容(「BOOK」データベースより)

友愛の念「慈」、哀憐の情「悲」。生きとし生けるものの苦しみを自らのものとする仏の心、そして呻きや苦しみを知る者のみが持つあらゆる人々への共感、慈悲。仏教の根本、あるいは仏そのものとされる最重要概念を精緻に分析、釈迦の思惟を探究し、仏教精神の社会的実践の出発点を提示する。仏教の真髄と現代的意義を鮮やかに描いた、仏教学不朽の書。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/11/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062920220
  • ISBN-13: 978-4062920223
  • 発売日: 2010/11/11
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
何と美しい装丁の本だろう。純白の生地に上品な金字で慈悲とだけ書かれてある。
慈悲は仏教の著しい特徴である。慈悲は仏道の根本とも、仏そのものであるともいう。
如何なる理論も、如何なるイデオロギーも、信仰さえも、人間の魂の最も奥深いところから出てきた本物の慈悲の前には色あせて見える。
慈悲なき知恵は邪知なりである。
慈悲行以外に仏教はありえない。
そのことを確認するだけのために何度でも繰り返し読みたくなる本だ。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By isao
形式:文庫
慈悲という現代の日本人には、馴染み深いが、体感しづらい言葉の背後に、ひっそりとだが巨大な哲学宇宙が聳えていることに心を打たれました。この哲学宇宙こそが、古代の昔より世の東西を問わずあらゆる人々が求め続けた真理の法、哲学体系、宇宙と自我の表現であり、この、私達を真理の獲得へと向かわせる力の源こそは、宇宙を織り成している知識である、慈悲という言葉に表現されている。ことを、巨大な知性の哲学者、故、中村元先生もご自身の哲学の徒としてのあらゆる真理を追い求め続けた結果として、仰りたかったのではないか、との感想を抱きました。この本は、古代より現代までの、ありとあらゆる思想や哲学を縦横無尽に駆け巡りそれらを全て繋げ更により高い境地から中村元先生が纏められた、現代のお経であると信じております。知識とは何か、知性とは、哲学とは、愛とは、救済とは、世の中のありとあらゆる言葉が慈悲には込められているのだと深く感動いたしました。ぜひ、21世紀以降の未来の皆様に読んで頂きたいとお薦めいたします。
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形式:文庫
本書は、仏教の「慈悲」という思想について、その発生、成立、発展、変容を歴史的に述べ、かつ「慈悲」の倫理観について述べた、理論書です。

ですから、本書によって、仏教の慈悲で癒されよう、救われようと思う人には、何も得るものがないと思います。この点を注意してください。

しかしながら、本書は、仏教の「慈悲」という思想に焦点を絞って、理論的に、丁寧に解りやすく解説した、すばらしい書だと思います。
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