内容紹介
メルロ=ポンティの現象学的な「肉」をめぐる考察を援用しながら、神なき時代に「わたし」がいかにして感覚の豊穣さを回復し、肉体に感覚を取り戻すかを説く。そのための目くるめく感覚のレッスンを描く、哲学断章。
内容(「BOOK」データベースより)
感覚の謎は、すべて、「肉の論理」にあるといっても過言ではない。「肉の論理」によって賦活された、これらの「絡繰り」が肉体に仕組まれなければ、感覚は感覚でなくなり、肉体は肉体でなくなるであろう。本書は、したがって、魔術的な論理で彩どられゆく、感覚の機微について書いたことになる。この本は、さらにいえば、神なき時代、せめて、感覚の豊饒を回復するための本である。なつかしさ、ゆかしさ、かけがえのなさ、を肉体に取り戻すための本である。