霊や邪悪な超常の物が祟る話が殆どです。正体は少し仄めかされる程度で読者は救いの無い呪話に暗澹たる気持ちとなります。継承される呪いに対して一部の自治体ではお祓いや護符等の対応策が有っても完璧ではなく、被害者の油断や心の弱さで魔に引き込まれてしまう怖さが有ります。
作品では鯛夢さんの技量が光る「自己責任」とキャラクターの通常時と激高時の描き分けの落差が凄い成海玲さんの「毟られる毛」(この後、成海 圭さんと改名してホラーM新人賞佳作入賞)、そしてはやかわ年貢さんの冬山のホワイトアウトの恐怖に幽霊を組み合わせた「山の測量」が怖かったです。
他の掲載漫画は下記の通りです。
・「ヤマニシさん」エンドウノリコさん
・「空家の雨戸から」山本正広さん。
・「オラガンさん」吐夢さん。
・「くねくね'@」野口千里さん。
・「くねくね'A」松森茂嘉さん。
・「くねくね'B」清水ヨシヒロさん。
・「足を出して」石橋明日香さん。
・「選り分け」岩本麗子さん。
それ以外は古のラジオやネットで語られる怖い話に触れたコラムが数編載っています。
猛暑に読むとヒンヤリと致しますが結構後ろや足下が気になる話が多く、作者も編集部もユーモアは抑えて読者を本気で怖がらせ様としているので要注意。