登録情報
|
エッセーとして著者の感じる音やことばのバックグラウンドにある、彼女の言葉に対する感性を感じるにはよいと思います。
実際あとがきに「真珠をひとつひとつ拾い上げては磨き、一連の首飾りに繋げるような、そんな文章の書き方をしたいと思っていた」とあります。
この本は某誌の連載を1つにまとめたものとのことでした。
ですので"実験"という言葉から、専門的・学術的内容を求めている場合は、はずします。
この著者の書籍は、AMAZONで購入する前に、一度立ち読みして内容を確認してから購入されると良いと思います。
個人的に文面から感じられる著者の感性、ロマンチックな文章から発見は多かったですが、タイトルと内容の乖離というか誤解があるため、ネットで購入できるAMAZONでの星は2つとしました。
本書では、しばしば時間認識に長けた女性脳と空間認識の得意な男性脳に基づく比較が出てくるが、恋人若しくは息子さんを自慢したい気持ちを理知的にカモフラージュしている照れ隠しかもしれない。いや、伊保子さんに限って照れたりはないだろう。本書でうかがい知る限り、率直で、自己肯定の人だ。(ここまで自分にイエスと言い切る人は、若いときに自分と折!り合いをつけるのに苦労した記憶を持っている人だと思うけれどね。)
それもこれも、「おとなの男が家族に果たす、一つ一つはささやかだけど、でも確実な繰り返し」を疑うことなく育まれてきた幸せな少女時代の賜物だろう。読み始め、あまりにも甘ったれた夢見がちの少女のような彼女の語り口に閉口したが、いつしか読み進めていくうちに、まるで魔法にかかったように、伊保子さんの語る珠玉の物語とことばの響きにトリップした気分になる。
少なくとも本書では、男(息子さんも含む)と女の2種類で人間を語っているのは現在進行中の恋愛(息子さんへのも含む)がとても豊かなときを彼女にもたらしているからだろう。
心の奥底で求めているもの、伊川さんはそれを言葉で表現して感じされてくれます。「ロマンチック」ということは、フリルやレースで飾られたもの以外に高度な「ロマンチック」というものが存在することを知りました。
人の想いは深い。それを感じきれる脳は素晴らしい。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|