明るい貧乏と暗い貧乏があるそうな
昔の日本ではこんなことが当たり前やったんやろかと思わせてくれる
最後は草をたべてでも生きていくぞという決意をさせてくれる一冊だった
自殺は贅沢とも書いてあったなあ
愛蔵版ではない文庫版を読みましたが、愛蔵版の方が話しの内容に厚みがあります。映画やTVでも放映されましたが、愛蔵版が一番いいです。
なぜかというと、登場人物がひとり増えているからです。
愛蔵版にはアキオというおばあさんの一番下の息子が登場しています。知的障害があるらしく、それが原因で島田洋七は引越して来たばかりころに「あほのうちの子」といじめられたそうです。
洋七はアホ呼ばわりした子供達に仕返ししたかったのですが、おばあさんが学校の掃除を仕事にしていたので、やり返したら仕事がなくなってしまう。だから、一切手をだせなかったのだそうです。
知的障害者を演じること、そして、それをTVや映画で放映することは今の日本の社会では色々難しいことがあるのだと理解しました。なかなか万人に理解しやすい内容でもないし、編集の段階でカットしたのでしょう。
しかし、このアキオという人物が物語りの中に登場することによって、このストーリー自体の厚みが何倍にもましたと思います。
ぜひ、愛蔵版をご一読ください。