できれば、3・11の前に本書を読んでいればよかったと思う。 ここにはタミとクニの良き関わりを誘う、著者独自の言葉が溢れているからだ。 どうせ政治家なんて・・・。 どうせ民主党なんて・・・。 僕の頭はどれだけそうした先入観のために不活性化していたことだろう。本書はそれをコナゴナに粉砕してくれた。 とくに印象深いのは、本書最終章の著者の心のこもった言葉だ。 あえて引用はしない。本書を手にして直に触れてほしい。 3・11後のこのクニの再興を志すすべてのタミにとって、著者の言葉は、力強く響くであろう。 そして、僕は著者に望みたい。 このクニの再興にはおそらく長い時間がかかるであろう。その道のりにおいて、岩渕さんのような人に、私たちのようなタミがクニと良き関わりを築くための導き手となってほしい。 政権をこき下ろすジャーナリズムの紋切り型口上は聞き飽きた。 今、僕たちが求めているのは、クニを見護りつつ、クニと共に歩もうとするタミにとって、燈明を掲げてくれるような人だ。 僕は岩渕さんには、おそらくそういう資質があると信じている。