今まで表に出てくることがなかったため、三沢選手のご夫人はどういった人なのか分からなかったが、この本を読んで、夫人もまた三沢選手と同じく、責任感の強さと慈愛に満ちた女性だということを知った。
最近になって少しずつ元気をとり戻してきた真由美夫人と息子さんとの会話からは、真由美夫人の三沢選手に対する変わらぬ思いと深い愛が伝わってきた。
天才と呼ばれた英雄、プロレスラー三沢光晴ではなく、人間三沢光晴の素顔。
責任感が強く、筋を通し、誰よりも仲間を思いやっててきた男が、家庭では理不尽とも言えるほどの亭主関白ぶりや、無邪気な子供のような面が真由美夫人の口から語られている。
ファンにとっては英雄でも、家族にとっては、普通の夫であり父親だった。
「誇りに思っています。自慢の主人だと。…でもそういう面だけじゃないよね父ちゃん!」。
この言葉がすべてを表している。