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愛人犬アリス
 
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愛人犬アリス [単行本]

団 鬼六
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

団鬼六先生が亡くなる一週間ほど前に書いた
絶筆原稿は、官能小説ではなく、
愛犬アリス(ラブラドール・レトリバー11歳)との別れの予感、切なる想い。

団鬼六、2011年5月6日永眠。享年79歳。

そしてアリスは、大好きなパパを天国へ見送った

お別れのときを写真と長女・由起子氏によるエッセイで綴ったラストは感涙!

内容(「BOOK」データベースより)

稀代の無頼派作家が最後に同衾したのはラブラドール・レトリバー、十一歳。男と犬の黄昏ゆく時間は、おかしく、せつなく過ぎた。―団鬼六絶筆。

登録情報

  • 単行本: 234ページ
  • 出版社: ブックマン社 (2011/7/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4893087525
  • ISBN-13: 978-4893087522
  • 発売日: 2011/7/22
  • 商品の寸法: 17.4 x 12.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 家族の一員を送ると言う事・・・, 2011/8/2
レビュー対象商品: 愛人犬アリス (単行本)
作家・団鬼六の最後の作品である。
死の一週間前に最後の原稿を書き上げた事は、団鬼六は死ぬまで作家であった事の証拠だ。
そして何よりも家族を愛し、家族の一員であるアリスを愛し、人を愛し、飄々と人生の黄昏を送った、その日々の邂逅でもある。
邂逅と言ってもそんな大それた話では無く、井の頭線の線路際をアリスを連れて歩く、ゆったりとした時の流れを感じる事が出来る。
最後の力を振り絞ってと言う大げさな表現では却って興が冷めてしまう。
「そないに泣かんでもええ。わしはわしで書いてて楽しかったんやで。みんな、おおきになあ」と言う鬼六の声が聞こえてきそうだ。
飄々と書きながらその足許にアリスが寝ている。
そして家族がアリスの思い出話に花を咲かせるが、過去を振り返ると言うのではなく、あくまで作家・団鬼六の仕事としてだ。
徹底したプロなのである。

同時に写真が素晴らしい。
夕暮れの線路際の光景が美しい。
それは明らかに武蔵野が持つ独特な光線の加減であろう。
武蔵野は人の魂を揺さぶる台地(大地ではない)の力を秘めている。
それは押し付けるでもなく、風のそよぎや木の葉でそっと知らせる程度なのだが。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 どちらが先にあの世へ行くのかな, 2011/8/1
By 
ヤマボー (千葉県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 愛人犬アリス (単行本)
タイトルに掲げた一文は著者が愛犬アリスとの散歩風景を撮影した写真に付けられた手書きのキャプションである。飼い主79歳。愛犬11歳。
残念なことにこの写真が撮られたわずか一ヵ月後に、飼い主である団鬼六さんは帰らぬ人になってしまった。まさに本書は団鬼六の最後の作品なのだ。

生前に「犬と私の10の約束」という本を読んだ著者は最後の約束に涙した。「私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを」。この文章は犬から飼い主へあてたものであるのだが、順番がちょっと違ってしまったものの団さんの心からの思いであった。それほど彼はアリスを愛していた。散歩の途中でアリスの好物を買ってやり、誕生日には家族そろってケーキで祝い、どこへ行くにも、なにをするにもアリスと一緒。その位置はさしずめ「愛人」のよう。アリスとの出会いや11年の日々を綴ったエッセイや数多くの写真が収録されていてほほえましい。イラストも愛らしい。この本が出来上がるのを楽しみにしておられた団さんのご冥福をお祈りします。いつかふたりが再会を果たしたら、きっと団さんはアリスを愛人犬にするんだろうな。確信を持って断言します。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 確かに、愛人と呼ぶにふさわしい犬かも, 2011/8/11
レビュー対象商品: 愛人犬アリス (単行本)
官能小説というものに関心がなく、団鬼六という人と世界観にピンときませんでした。少し前に亡くなられたというニュースを聞き、その後に出版されたのが「愛人犬アリス」というので、団鬼六ファンでなくとも犬好きとしては読まずにいられません。
この方、官能小説家という肩書うんぬん以前に、犬が好きで、人が好きで、情に生き、家族に想い想われ、幸せな人だったのね〜と、実に微笑ましく、親しみを感じてしまいました。だって、本妻、愛人、愛人犬と入り乱れての平和な日々(笑)
鬼六さんはこの本ができるのをとても楽しみにしていたそうですが、原稿を仕上げて間もなく他界されたなんて泣けてきます。パパ(鬼六さん)を見送った愛人犬アリスは、本妻とともにパパのいない家で思い出と暮らしているのですね(泣)
団鬼六という、一愛犬家としての魅力にどっぷりと浸かってしまいました。
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