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…マサルは自分のコンモリしたところに私の手を持っていくと、
「ほしいか」
と聞く。
「当たり前じゃ、はよくれ」
とも言えず、それに頬ずりをしていると、突然けたたましく電話がなった。
で、この電話はマサルの彼女の美香(そして書き手≒斎藤綾子の友達)からなんだけど、美香はマサルと付き合いながら別の男を見つける。
…「うん、それから、今働いているところで、いい人みつけたの。二十六歳のコックさんでね、昨日、『一緒に店を持ちたい』なんて言われちゃった。これプロポーズの言葉でしょ。わたしすごく幸せ。今日もこれから会うんだ」
にゃんと、、、女はこうして男を開拓してゆくのか。彼女[美香]と別れ、マサルの部屋で蜂蜜を塗りたくった男根をしゃぶりながら、私は静かに物思いにふけっていた。
ほんとかよ、と思うけど、ほんとにこう書いてあるからしょうがない。ほかにもこんな話ばっかりなんだけど、不思議とエロくない。もしかしたら、ほんとに静かに物思いにふける場所なのかも。
エロっていうのは、写実的かつ情緒的に書くとポルノになる。情緒的かつ観念的に書くと純文学になる。日経の連載になると渡辺淳一になる。あっさり日記っぽく書くと斎藤綾子になる。
これが新しかったんだろうな。1980年頃には。25年前なんだね。
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