原作・テーマ・ジャンルともBLです。でもね,作り手にボーイズラブだぞっていう構えや下手な思い込みががきれいさっぱりなさげ。さらっとしたイメージでむしろBLだから自然体という面白さがありました。隙間産業といえどあなどれない作品です。
同棲中の晋也(徳山秀典)と立花(齋藤ヤスカ)が嫉妬や体裁に右往左往してます。そんな二人を外側から見ているユキちゃん(松岡璃奈子)としょうくん(加々美正史)。二人ともそれぞれに切なさを抱えていて。だから優しい。
身体も光も露出度(?)がいい感じでどんな場面もいやみのない綺麗さでした。こっ恥ずかしいくらいのかわいいキスシーン。もちろんベッドシーンもありますが、わんこと子供みたいでした。うそうそ。BLでした。笑
徳山さん・齋藤さんの持ち味を存分に生かしながらの晋也・立花のキャラ演出が匠。脚本がまた秀逸。チープだけどセンスの良いテイストの小道具たち。漫画並にルックスの良いキャストの演技力は期待値以上。短編の原作が上手にまとめてあって綺麗に流れてます。拾いどころ、捨てどころ、変えどころとありますがそれなりに納得がいくんですね。もちろん原作の良さはいうまでもありませんが。そして主題歌。曲も歌詞も声もいい。ホメスギかもだけど映画とシンクロしてしまう。
ちらっと優しげな笑顔を相手に向ける瞬間とか。その時間が空間がいいんです。そりゃいちゃつきたくもなるかみたいな(笑) 笑顔を連れて出かけよう。優しい気持ちでたまには好きって言ってみたくなる感じの映画でした。