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愛の渇き (新潮文庫)
 
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愛の渇き (新潮文庫) [文庫]

三島 由紀夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 237ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1952/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101050031
  • ISBN-13: 978-4101050034
  • 発売日: 1952/03
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 47,540位 (本のベストセラーを見る)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
三島由紀夫の描く愛の不毛。
その結論はけっして豊かな結実はしないのだが・・。
彼の諸作品には愛をテーマとしたものが多い。
邪推だが、観念的だからこそ、
彼にとって愛は最も引き付けられた
『謎』だったのではないか・・?
そしてなにより、この作品の完成度は高すぎる。

他のレビュアーの方も指摘されているが、本当に巧すぎる。
小説を作る天与の才能=潜在能力を、
それを完璧な実力=顕著化したスキル、
まで高めた作家はまず見当たらない。
恐るべき創造性と感受性。
それを統治した凄まじく明晰な頭脳。

「仮面の告白」「金閣寺」「潮騒」のような象徴的な
中核のモチーフの強みはないのだが、

三島由紀夫の実力が遺憾なく発揮された、
完璧な建造物は一見の価値あり。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
三島氏は女性の描写が非常に上手いと思う。
主人公の悦子が旦那のことで悩んだり、女中の美代に嫌がらせをする場面は秀逸。
美代を『あの腐れトマトと、あの小便くさい馬鹿娘』と心の中でなじったのには
引いた。ここまで人を憎み、罵倒することができるのだろうかと。
特に最後の悦子と弥吉の会話に衝撃を受けた。
悦子さんの考え方に賛同することはできないがどことなく
共感できる部分はある。
『幸せになりたい』―人間ならだれもが感じるその思いが間違った方向に
向いてしまったのだろう。
詳しくは書きませんが、最後の悦子の発言がもの凄いです。

三島氏の作品の中ではこの話が一番好きです。
今までに読んだ小説の中でも一番好きです。
未読の方はぜひ読んでいただきたいです。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
関りたくない!と祈りたくなるような全く客観視しない女性が主人公です。

主人公、悦子ほどではないとしても…
全ては自分目線で恐ろしい執着心をもった女の人って沢山いますよね。
自分が巻き起こしているのに全ては周りのせい。
ほとんどの女性はもっている要素なのかもしれません。
巻き起こる悲劇は今でも起こっていそうなお話でゾッとしてしまいます。

我侭でヒステリックな女性の感情の起伏を三島の文章で楽しめ、怖がることの出来る面白い1冊でした。
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