ティアラ文庫では2作目の作者さんの、勉強の跡が感じられる力作です。
前作と同様「自分じゃダメ!」と一人合点しているヒロインが逃げようとするところを捕まって、イロイロ♪という流れが私にはツボで、とてもトキメキながら読めました。
ヒロインがイロイロと悩む心的情景の描写が多く、女子向けをうたっているティアラ文庫ならではの構成がとても好ましく感じます(男性向けだとここまで心理描写をしないので)。
元々「逃げるヒロイン&追うヒーロー」というシチュエーションに激しく萌える私は、ヒロインが逃げようとしてヒーローに捕まってしまうシーンが特にお気に入りで、何度も読み返してしまいました。
Hシーンはまぁ、普通です(笑)。ラブラブ入浴シーンはありますが、入浴Hに発展しなかったのが残念といえば残念。
永谷圓さんはおそらく「私なんて」という謙虚で気弱で逃げ腰(ここが重要)なヒロインが、「逃がさないぞ!」という愛情故の執着を持って追いかけ、そして捕まえて閉じこめるといった嫉妬深いヒーローにとことん愛される、というプロットが好きなんでしょうね。
私もそういうの大好き!なので、今後もティアラ文庫でそういった作品を期待したいと思います。