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愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)
 
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愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫) [文庫]

村上 龍
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

混乱の日本に誘発するパニックとクーデター。アメリカの金融資本と全面対決する“狩猟社”
1987年、この危険な小説はすでに現実だ!

恐慌後、ソビエトのIMF加入など、世界には奇妙な動きが相次いだ。それらは巨大金融企業集団「ザ・セブン」の暗躍を示すものだった。「ザ・セブン」はゾビエトと秘密協定を結び、危険なイスラエルを排除、日本を完全属国とするプランを実行に移していく。政治結社「狩猟社」は、「ザ・セブン」と対決すべく、自衛隊による擬装クーデターを起こし、ゼネスト後誕生した革新政権を倒して、イスラエル過激派と手を組み核の製造にも着手、さらに海底ケーブル切断による情報封鎖で、新たなパニックを誘発する。カリスマ鈴原冬二ひきいる「狩猟社」は日本を支配し、米ソ共同管理を崩すことができるのか?

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

世界恐慌を迎えた1990年、世界には奇妙な動きが相次いだ。日本でもパニックとクーデターが誘発する。暗躍する巨大金融企業集団「ザ・セブン」に全面対決を挑む政治結社「狩猟社」が企てたのだ。若きカリスマ、トージの意識が日本を動かし始める。この危険な小説に描かれた世界はすでに現実である。

登録情報

  • 文庫: 542ページ
  • 出版社: 講談社 (1990/8/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061847406
  • ISBN-13: 978-4061847408
  • 発売日: 1990/8/3
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
視点の鋭さ。 2000/11/17
By ryopooh
形式:単行本
下巻では先端技術や情報の重要さがよりクローズアップされています。つまり「肉体的な弱者」というより「情報に対する弱者」がハンティングの対象になっているわけです。このような「情報強者」と「情報弱者」の対立は21世紀の最大のテーマになるのではないでしょうか。80年代にこのような問題意識をもてる視点の鋭さに驚かされます。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
久し振りにダンボールから取り出して目を通してみた。
南米発のデフォルトで米ソが手を取り合い、日本にカリスマが登場する
物語。

書かれたのが1987年だが、現実の歴史は、1991年バブル崩壊、1997年に
アジア金融危機と山一破綻、2002年にITバブル崩壊、2007年にサブプ
ライム問題、というように「システム」の本質的課題を先送りにする
毎に起こる問題の深刻さが増して来るようだ。

主役の鈴原トウジはハンターだ。でも「ハンター」は、今、本家アメ
リカでは、発達障害の文脈で語られることが圧倒的に多いようである。
行きどころは、CIAかNASAくらいなのだろうか。
日本ではどうか。アメリカに追いつく前に「アメリカという巨大な
システム」の崩壊に直面することになるのではないだろうか?

村上龍の勉強量の凄さにはこの作品を読むたびに今でも圧倒される。
でも、彼の本当の凄さは30年先を見通す独特の直観力にこそある
だろう。10年先、いや早くて5年先を見通す手がかりとして、
20年前に書かれたこの本を今一度手に取ってみることを多くの人
にお勧めしたい。

蛇足ながら最後に。「固定客」のいる作家の作品にレビューをつける
のは、小心者の自分には結構勇気が要りました(笑)。
的外れな意見と思うなら、どうか看過下さい。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
失われる野望 2001/11/23
形式:文庫
 私達現代人は野望を失いつつある。キレイな言葉で言えば夢だ。何をやるにも現実的になってしまう。現実的なのが悪いわけではない。しかし、私達は手の届くところにしか手を伸ばさなくなってしまったのではないだろうか。目標はあっても、夢がないのではないだろうか。リスクを負ってでも、野望に向かい突き進む欲望を私達は感じないのではないだろうか。
 
 そんな私達の心を掻き立て、向上心をここまで乾かせる作品は他にない。経済政治に知識が疎くても十分にためになる本だった。
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最近のカスタマーレビュー
弱者こそ
重厚。
伊坂幸太郎「魔王」のレビューで本作を知り、初めて読んだ。
圧巻だった。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 赤白青
良い本でした。
前編に比べて後半はスピード感は上がりながらも淡々と読了。ラストはあぁそこで終わるのねと思いながら、納得しました。最後には破綻してしまうのでしょうが、おそらくこの小... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: 広告会社で働く人。
トウジには憧れる、けれど
政治や経済に関しては無知なので、ウィキを使いながら何とか読破しました。(でも別に細かい知識は無くとも読めます。)読みながら思ったことは、村上龍さんは私(達?)が漠... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: ネイ
文庫のわりにボリュームはありますが一気に読んでしまいました
上巻以上にスリリングで臨場感もあって
作品のスピードさながらに猛スピードで読みきってしまいました。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: せぷたか。
破廉恥な小説、しかし・・・
内容はまさに”幻想”のファシズムについてです。
およそ30年前に書かれた小説とのことで当たり前ですが
現在と時代背景は異なります。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/11 投稿者: まんぐうす
申し訳ないが私はこう思う
農家である私に憎悪の念を抱かせ作者をハンティングしようと思わせた。これも作者の策略か。
私は動物として生き残るより人としての死を望む。
投稿日: 2009/7/31 投稿者: たかむら義広
スターリニスト
二週間掛かった。長い。

トウジになるのか
ゼロになるのか... 続きを読む
投稿日: 2007/7/12 投稿者: さとしぃ
抗えない魅力
1987年発表の作品の下巻。
上巻で伸張した主人公「トウジ」率いる結社の国外の対立勢力との闘いを描いていく。... 続きを読む
投稿日: 2007/6/14 投稿者: にあぁ
文章に気だるさを覚える。
上巻までは、良しとして下巻はクオリティという観点からみると落ちたように感じる。... 続きを読む
投稿日: 2006/9/3 投稿者: 如月蒼
お勧めです。但しエネルギーがあるときに。
もう10ウン年前に読んで吐き気を催しました。自分の中にあるヒューマニズムを「弱者が群れる為の偽善」と情け容赦なくズタズタにしてくれます。対する主人公トウジの強者生... 続きを読む
投稿日: 2005/10/17 投稿者: b2
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