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愛と希望の街 [DVD]
 
 

愛と希望の街 [DVD]

渡辺文雄, 富永ユキ, 大島渚 DVD
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 出演: 渡辺文雄, 富永ユキ, 藤川弘志, 望月優子
  • 監督: 大島渚
  • 形式: Black & White, Color, Dolby, Widescreen
  • 言語 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 松竹ホームビデオ
  • DVD発売日: 2006/03/30
  • 時間: 62 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000ECY2DU
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 160,402位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

「鳩を売る少年」の題で書かれたシナリオを、当時新人だった大島渚が監督・脚本を手掛けて映画化。ある小都市の駅前。お金のために鳩を売る少年に出会った令嬢・京子は、同情から鳩を購入する。しかし、それは少年による巧みな罠だった。

内容(「Oricon」データベースより)

靴磨きに混じって一人鳩を売る少年。通りすがりの令嬢が同情し鳩を買うが、それは貧しさのために行なっていた鳩の習性を利用した金儲けだった。大島渚監督の記念すべきデビュー作。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 大島渚、27歳の作品。既に、後の作品に見られる、社会的な問題意識を巧みな暗喩に置き換えて、一個の人間ドラマに仕上げる手腕が、遺憾なく発揮されている。

 監督自身が予定していた題名は『鳩を売る少年』。この地味な題名に会社側から待ったがかかり、最終的にこの『愛と希望の街』というのに決まった時には、大島監督もあまり良い気分がしなかったらしい。

 主人公(?)の少年が生活の為に、繰り返し売る鳩は、劇中の台詞にもある通り、何かの象徴として見るべき。それは様々なものに置き換えられ得るけれど、それを「愛と希望」と言ってしまう事も、可能だろう。言わば、反語としてこの題名を受け取ってみるという事だ。

 たとえ、やむにやまれず売ってしまう事があろうとも、必ず帰って来る筈の鳩。飛び立つ鳩と共に街の風景が映し出される時、「ああいった貧しい人たちは、他にもたくさん居るんだ」という台詞が脳裏に甦る。

 物語の軸は、鳩を売る少年、正夫と、会社の重役の娘である京子の交流。観客は、ついそちらにだけ注意が向きそうになるかも知れないが、正夫の担任教師、秋山と、京子の兄、勇次の会話は、作品の主題を、より直截に語っているように思う。貧富の差を固定化する社会が、煩わしさを嫌って、一般論でしか人を見ない現実との齟齬や亀裂に苦悩する、個々の人間。個人の幸福と、それぞれの「立場」の狭間で苦しむ大人であるこの二人が、少年と少女の物語の影のように寄り添い、補完している。
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人間の壁 2012/5/21
By you
今より時代は悪いかもしれないが、人々は優しく強かに生きている姿に心打たれた。
監督にとっては''希望'というタイトルは不本意かもしれないが、
人間同士に越えられない壁があったとしても、その壁を乗り越えようとする希望の意志があるように感じた。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
 60年代〜70年代に駆け、時代を疾走した"闘う映画作家"大島渚が松竹入社後、監督デビューを果たした記念すべき力作。生きていく為に鳩を使って"詐欺"を繰り返す極貧な母子家庭の小学生と、その鳩を買った裕福な少女の、そして、それを見守る女教師と兄との、交流と断絶を通じ、プロレタリアート層とブルジョア層の中には、決して乗り越える事など出来ない"壁"があるのだと言う命題を、冷徹かつ明確に提示し、その後の新左翼系知識人と映画ジャーナリズムに多大な影響を与えたエポック・メーキング的作品だ。当初、「鳩を売る少年」とのタイトルが付けられていたが、松竹幹部から、暗い、救いがないとの理由でタイトル変更を強要され、「愛と怒りの街」、「愛と哀しみの街」まで妥協したものの、大島の知らぬ間に、結局、原題名で公開され、この映画には、"希望"などないのに、と大島が慨嘆したのは有名な話だ。20年余り前に観た時は、明晰なメッセージと共に、すごく真っ当な映画と思えたが、小市民的メロドラマとヒューマンドラマが主流だった当時の松竹にとっては、十分に刺激的で、大島は、篠田正浩や吉田喜重らと松竹ヌーベル・バーグの旗手と呼ばれる契機となった。その後、「青春残酷物語」を経て、60年安保闘争と連動した極めつけの問題作「日本の夜と霧」で松竹と決別、大島は同時代のカリスマとなって、燃えたぎるそのパワーで、"国家"というものを撃ち続けていく。
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