原題TURNING POINT。1977年ハーバート・ロス監督。オリジナルはカラー・ビスタサイズ、4チャンネル・ステレオサウンド。上映時間119分。同年のアカデミー賞に11部門もノミネートされながら1個も受賞できなかったという正に不遇の名作。バレエ一家のいわばバック・ステージもので、若い頃に結婚を選んだために自分の娘(レスリー・ブラウン)にプリマドンナの夢を託すシャーリー・マクレーンと、マクレーンの友人で現役バリバリのアン・バンクロトとの友情と葛藤を軸に、娘のバレリーナとして成長を描く。娘の恋人役にロシア出身の名ダンサー、ミハエル・バリシニコフが扮する。ドラマはさておき、開巻早々から数々のバレー・ミュージカル・レビューシーンに魅了される。公開当時はこの映画がきっかけでちょっとしたバレエ映画ブームが起き、翌年、「ロッキー」のジョン・G・アヴィルドセン監督が「ふたりでスローダンスを」(全世界未ソフト化)というこちらも甲乙付けがたい傑作を撮った。ロードショー以外なら、是非、音響や画面などの設備のととのった条件で鑑賞したい作品の一つ。米国ではアンカーベイ社からビスタサイズ・ノートリミングでステレオサウンド(表示はモノラルとあるが誤り)というオリジナルに近い形でDVD化されている。本DVDはオリジナル・スタジオのFOXからの発売ゆえ、期待できそうな仕様となりそう。