1、2巻の内容をうっすらとマダラに思い出しながら読んだ感想です。
そのわりに先を早く知りたい!という集中力がわきました。
一言、おもしろかった!
しかもいいところで終わりました。。。
サガンは他人の観察には優れていて橘高を解放してやる言葉を知っているのに
自分のことはさっぱりです。
そして自分と同じに家庭や夫婦関係をダメにしてしまった男と出会って
引きずられるように、あるいは同化するように、ごく短い間にグダグダになってしまうのです。
なんだか一種の依存みたいで、微妙に怖かった。
その怖い感じのクライマックスが海を見に行くシーンで、
ここのシーンはたぶん主人公たちが
自分で作り出した暗い穴、誰ともつながりを持たないところ、自分を罰する気持ちが作り出した世界に
魅入られていく様子だと思います。
でもそういうところから連れて帰ってくれるのは、まったく思考回路が違う橘高なのでしょうか。
価値観が違うことが救いになるとは。
それから、名嘉真や津森、サガン、橘高、と
ちょっとずつ自分以外の者の、心の動きや秘密を知っています。
そんな伏線も、最後、どういう風に誰から誰に伝わってつながっていくのだろう、と
楽しみです。
ほんとはまとめて読むことをおすすめですが。