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愛その他の悪霊について
 
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愛その他の悪霊について [単行本]

ガブリエル ガルシア=マルケス , Gabriel Garc´ia M´arquez , 旦 敬介
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

Set in the lush, coastal tropics of 18-century colonial Colombia, this is the story of Sierva Maria and the priest Cayetano Delaura, whose chaste love affair leads to their destruction.

--このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

余りにひたむきな愛の純情。それは悪魔の仕業なのか?愛は襲いかかり、愛は奪い去る。残されたのは生の苦悶、死の情熱とこの美しき一篇の哀歌。

登録情報

  • 単行本: 244ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/08)
  • ISBN-10: 410509016X
  • ISBN-13: 978-4105090166
  • 発売日: 2007/08
  • 商品の寸法: 19.3 x 13.7 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By asortom
形式:単行本
全ての人が熱病にかかっているようなこの国の風土と、恋愛を土着宗教の悪魔のように語る視点にとりこになってしまいました。私が最初に読んだガルシア・マルケス作品が「愛その他の悪霊について」です。読み始めた最初は、自分が住んでいる”ここ”と”いま”に比較し、書いてある事のあまりのリアリティのなさと、ストーリーのサキが読めないことに苦労しましたが、この国では全ての空気が熱病のようであり、人々は下半身が土に埋まったままにそこから栄養分を吸い上げているかのようです。しかし愛と狂犬病とを同じものと捉えるこの小説は、なぜか最高の恋愛小説になっていました。熱病にかかった頭で愛し、足の先に生えている根っこから愛を吸い上げ、お互いが土に根が生えた動物である事を思い知らされる疼きが、恋愛小説としての最高の昇華になっています。この神父ように愛されたら最高ではないでしょうか。神父自身もハイだと思いますが。狂犬病少女も狂犬病によってハイになってイってしまいました。この狂犬病少女がとてもいいのです。こんな女に愛されて見たいとホント思います。
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 荒木
形式:単行本
この作品に出てくる登場人物はつねに孤独である。狂犬病の犬に噛まれた少女を取り巻く人々。愛の対象となる人物はすぐそばにいても、その思いは成就されない。愛する者も、愛される者も満たされない。そういうもどかしさをこの物語ははらんでいる。ガルシア・マルケスの描く非現実・超常的な世界には、いかに人間がおろかで不器用かを訴えかけてくる力があるし、裏を返せばその絶望的な状況を呈示することによって、逆の可能性、希望を私たちに与えようとしているのかも知れないと私は感じる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kurokiy
形式:単行本
「愛その他の悪霊について」とは,何と謎めいて詩的なタイトルだろうか。日本人にとってはわかりづらいカトリックの教義とラテンアメリカ土着の迷信を背景としながら,実はとても明快な恋愛小説。悪魔憑きとされた美貌の少女を祓うため遣わされた修道士が,やがてその少女に恋をする。純粋な二人は息つく間もなく激しい愛の深みに落ちるが,信仰の不条理がそれを引き裂いてしまう。聖俗の間で引きちぎられていく悲恋という構図はシンプルではあるが,野性と理性をするどく対比させつつ描かれる性描写の技巧など,細部まで深い陰影がある。旦敬介氏のよどみない訳も美しい。読者は不思議なリアリズムに満ちたこのおとぎばなしに浸りながら,それぞれのイメージを脳裏に描き,そして最後には涙せずにはいられないだろう。
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