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愛する源氏物語 (文春文庫)
 
 

愛する源氏物語 (文春文庫) [文庫]

俵 万智
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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第14回(2004年) 紫式部文学賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

源氏物語には795首の和歌が登場する。ここぞ、というときの和歌は、恋のゆくえを大きく左右する。心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、氷砂糖をなめるように味わったならば、源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。千年の時を越え、「万智訳」でよみがえる愛の物語。

登録情報

  • 文庫: 331ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2007/04)
  • ISBN-10: 4167548070
  • ISBN-13: 978-4167548070
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 俵万智さんといえば、『サラダ記念日』や『チョコレート革命』といった、和歌をつづった作品を思い浮かべる方が多いと思います。現に、私がそうだったので、この本を手にした時は驚きましたが、万智さんのファンであり、源氏物語のファンである私は嬉しさでいっぱいでした!万智さんがエッセイ!?そして、あの源氏物語を☆
 この本は、和歌を手がかりに源氏物語を追っていきます。皆さんは、源氏物語を読む時、和歌をじっくり読んでいますか?当時、和歌は会話や恋文・・などに頻繁に使われていたので、和歌はその人物を知る貴重な手がかりだったのです。逆に言えば、和歌はその人物を映し出す鏡のなのです。そんな和歌を、素通りしてしまうのは、もったいないです!和歌は響きがいいですが、難しく考えてしまう方も、いらしゃいますよね。ですが、万智さん流の解釈で和歌を手がかりに源氏物語の主要人物について書かれてあるので、非常に読みやすかったです。思えば、源氏物語の和歌は全て紫式部によって書かれているんですよね。彼女は、その人物になりきって書くことについては天才的です!読んでみる価値は、十分ある作品なので是非っ♪ちなみに、万智さんは朧月夜が好きなんだそうです。皆さんは、源氏物語で誰が好きですか? 
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女心と歌 2004/11/1
形式:単行本
源氏物語、たくさん出ているけれど、全部を通して読む気はあまりせず。でも、漫画「あさきゆめみし」で大体のストーリーは追っているので、何か読んでみたいなーと思っていたところ、本屋さんでこの本を見つけました。

昔から好きな俵万智さんが、歌に焦点を当てて書いているというのが、なかなかの高ポイント。登場人物ごとに分かれているので、とても読みやすく、イメージしやすいのもいいです。微妙な女心と、当時のしきたりや伝統などが複雑に絡み合って、様々な歌が読まれているのがとても興味深く、昔は昔で大変なのねぇとしみじみしてしまいました。

どちらかといえば、女性にうけが良い本かな?とも思いました。

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形式:単行本
「霞がかった美しく遠い夢物語」だったものが著者の筆によって「リアルにこの世に生きて生活した平安時代の男女の恋物語」へと印象が変化した。

それぞれの登場人物の詠む歌を解説するのではなく、最大限もとの歌を尊重しながらその意を汲んで著者が現代語で短歌に詠みなおすという方法で、古典なのに非常に感情移入しやすく、それぞれの人物の生き生きとした感情が手に取るように伝わった。それによってそれぞれの人物の性格がかなりはっきりして現代の小説を読むように人間模様が楽しめた。

そして、登場人物だけでなく、物語を描く上での紫式部の小説作法の工夫がわかり、楽しみながら書いたのだろうことがうかがえるのも面白い。以前から著者の短歌のもつ感情表現のリアルさ、豊かさに感心してはいたのだが、この本でもその技がさえていたように感じる。

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