11人の台湾日本語族のおじいさん、おばあさんが心から日本を愛してくれているのが伝わってきて、胸を打たれ、涙が止まりませんでした。
いまの日本で、こんなに素直に、本気で日本のことを思っている人がいるでしょうか。本来ならば、日本人自身が自分の国を一番強く愛し、国のことを思うべきなのに、どうして?と不思議な感覚に捉われました。
「こんなに日本を愛してくれている人たちがいるんだよ。日本って素晴らしい国なんだよ」と、周囲の人に教えてあげたくなりました。中学生でも読める内容なので、子どもたちにもこの本を勧めたいです。そしてできれば、おじいさん、おばあさんたちの生の声を聴かせてあげられればいいなと思いました。
台湾の元日本兵の人たちで、戦後、国民党軍の兵隊として無理やり戦地にやられ、その後、共産党軍に捕らえられて、共産党軍の兵隊にされていた人たちがいたことを初めて知りませんでした。日本人として、日本のために戦ってくれた人たちが、戦後こんな苦難を味わっていたなんて、やり切れない思いがします。国という後ろ盾を失ってしまうとどうなってしまうのか、そのことの恐ろしさも感じました。