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愛するということ
 
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愛するということ (単行本)

小池 真理子 (著)
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

恋愛。この苦しさから、どうやって逃れようか-。快感と絶望が全身を貫く、甘美で強烈な実験的恋愛小説。『星星峡』2004年1月号~2005年5月号に掲載された連載を単行本化。

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5つ星のうち 5.0 愛を失ったとき。, 2005/9/19
By 美花絵留 - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
本当に愛していた人が、ほかの女性に走った後、どうやってその苦しみから立ち直っていくのか。燃え上がる愛の絶頂を描くことの多い小池氏にしては、その後をテーマにしたものは異色といえよう。

だから、野呂との恋愛にいたる過程は案外あっさりしている。物足りなく感じられるかもしれない。しかし、この小説の真髄はその後のマヤの心にあるのだ。愛とか恋とかには興奮しない、という柿村との出会い、愛する妻子を捨ててまで一緒になろうとした女に事故死された拝島との一夜、時とともに次第に野呂のしがらみから解き放たれていくマヤ。

マヤの友人菜穂子がいう「マヤには、恋に生きるためのたっぷりした自由と時間があったじゃない。きっとそれはこれからも、変わらないんだろうと思う。」という事実は、ラストにきて説得力を持った。

黒地にピンクのタイトルと帯、赤の扉、小池氏らしい潔さが感じられる装丁もよいです。

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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 恋の傷は治すものでなく埋めるもの, 2005/10/25
By ヒロ (いばらき) - レビューをすべて見る
男と女の間に「永遠」なんてあり得ない。愛し合う二人は,この時間が永遠に続くものじゃないと感じながらも,愛の終わるその日を考えることはできない。だけど突然その日が訪れたら。。。
自分を捨てて他の女性のもとに去った男,野呂をいつまでも忘れられないマヤ。だけどマヤが忘れられないのは野呂なのか,愛し愛された満ち足りた時間なのか。。。

取り残されたマヤがどれほど傷つき苦悩したかは,文中から胸が痛くなるほど感じ取れる。切ない。
そのマヤがいつしか別の男,柿村に惹かれ,柿村の腕に抱かれながらも頭の中では野呂のことを考えてしまう。切ない。
やがて,いつしかマヤも野呂を想う気持ちに整理を付け,新たな一歩を踏み出すことになるけど,それは柿村のおかげなのか。流れた時間がそうさせたのであって,柿村はそのきっかけを作っただけなのでは。。
「恋の傷は治すのではなく,傷があったことを忘れるぐらいに埋めてしまうものだ」という柿村の強い気持ちが,弱り切ったマヤの心に響いたのは事実だろう。

傷ついた女性がやがて立ち直り歩き出すまでの物語なのに,傷ついたとはいえ,野呂のことを思いながらも別の男に抱かれ,別の男の肌を欲する気持ちは,読んでいて切なかった。
誰と寝なくても,やがて時間が忘れさせてくれたのに。と思ってしまうのは,男の身勝手と非難されるのは十分分かっている。。。。

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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 勇気づけられました, 2005/10/7
By カスタマー
好きな人が自分から離れつつあると感じるとき、自分を責めて、自己否定をして、自分の存在を消してしまいたくなります。そんなとき、この作品を読むことで、とても勇気づけられました。この本が一生懸命一人の人を愛したという自分の行動を否定せずに生きていくことの大事さをを教えてくれた気がします。どうあがいても、相手の気持ちというものを変えることができず、自分を向かせることができないのなら、少なくとも自分が愛したという事実は認め、それに素直に溺れ、それを否定することなく浸って生きていくという方法を教えてくれました。ありがとう。
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投稿日: 2007/5/15 投稿者: 彩雅☆

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