私自身、パートナーがBPDであったため、『境界性人格障害=BPD(ボーダーライン・パーソナリティー・ディスオーダー)―はれものにさわるような毎日をすごしている方々へ』を読了後、購入しました。辛いことがあると周囲の人にも支えてもらいましたが、やはり同じ環境に身を置いていない人の励ましは、負担になることも多いです。せっかく親身になってくれている相談者に「あなたに何が分かるんだ」という感情を持つこともありました。パートナーのことを悪く言って欲しいから相談したんじゃなく、普段は誰より魅力的なパートナーと豹変したパートナーが同じ人であることに苦しんでいると。 しかし、本書はそんな理解されないという感情を抱くことなく、ささくれ立った心に染み入るバイブルになりました。無二の理解者を得て、救われた気持ちになれます。訳や例え話に多少の違和感を感じることはありますが、日本でここまで実践的な本が出来ることがないと思わされる良書です。他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる自信を持てるようになります。 私は結果的にはパートナーから去ることを選びましたが、パートナーに留まるにしても去るにしても、本書は細かいケアをしてくれます。苦しんでいる同じ境遇に置かれている皆さんに是非読んで頂きたいと思います。