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愛しあう
 
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愛しあう [単行本]

J・P・トゥーサン , 野崎 歓
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

何故か塩酸を持ち歩く「危険な」男。アーティスト兼デザイナーの女。フランス人カップルが日本を舞台に、いつ終るとも知れぬ「最後の別れの儀式」を繰りひろげる。新宿、京都…愛の終りの永遠の物語。

内容(「BOOK」データベースより)

新宿と京都で愛しあったフランス人カップル、別れの儀式の終止符は男の身勝手?女の涙?それとも塩酸か。

登録情報

  • 単行本: 192ページ
  • 出版社: 集英社 (2003/11/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087733904
  • ISBN-13: 978-4087733907
  • 発売日: 2003/11/5
  • 商品の寸法: 19 x 12.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 376,766位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
デビュー作「浴室」から17年、という帯のコピーを見て、トゥーサンファンとしては感無量。これまでどちらかと言うと愛の始まりを独特の筆致で描いていたトゥーサン氏が愛の終わりを描いているのも、その舞台が新宿と京都なのも、涙もの。勿論ありきたりのストーリーや心理描写とは一切無縁なのに、ここまで感情移入させるトゥーサン節は健在。私たちは主人公の年齢も職業も知らされぬまま、一頁目から愛の終焉の重たいシチュエーションに入り込む。この愛がどのように始まり、なぜ終わるのか、そんなことはどうでもよくて、目の前に描き出されるプールごしの新宿の夜景が、ホテルのスリッパのまま飛び出した夜明けの裏町で足にしみ込む泥まじりの溶けた雪の冷たさが、やけどしそうに熱い缶入りカプチーノが、愛の終わりにつきものの、ほとんど眠らない人特有の時間感覚、身体感覚をリアルに表現し、胸をしめつける。やがて二人の間の夜が明けて、新宿の高層ビル街が地震に揺れ……このシーンの描写は圧巻。トゥーサン氏が挑戦し続けるのは、安っぽい心情から導き出される安易な言葉から逸脱し、言葉が導き出す、言葉しか導き出しえない心理を、言葉だけで構築することなのだ。
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Making Love 2003/12/4
形式:単行本
「愛し合う」ってタイトルと、これまでのトゥーサンの作品の流れから、ゆるゆるとした幸せに満ちた物語であろうと判断していたら・・・雨のしずくをたっぷりと含み今にもそのしずくが零れ落ちそうな、重々しい灰色の雲のような、そんな物語だった。「愛し合う」の原題は英語のMaking Loveとのこと。つまり「セックスをする」ということ。で、登場人物は別れを目前にしたフランス人の男女。異国の地日本で、別れるために旅行をする中で物語は展開する。ひと時の幸せを分かち合った二人の別れの物語は、恋愛を一度でも経験した大人ならたいてい誰でも経験したことがあるのではないか?と思う。それが、丁寧に描かれている。性がこんなに哀しいものなのか・・・と切なくなりながら読んだ。恋人との仲があやしくなり始めたころから主人公がポケットにしのばせた塩酸の行方も、う~ん、と唸ってしまう。いままでのトゥーサンの作品とは一味違った世界が楽しめる。
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形式:単行本
今までの「ぼく」はクールな奴でした。
「ためらい」のときの「ぼく」だって、疑心暗鬼だけど楽しい奴だった。
あぁ。そうか。この本はコメディじゃないのか。。
最後まで読んで、ロマンスだったのか!と気づきました。
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