私が本著をお勧めする最大の理由は、「大変分かりやすい」からです。実際の会話がたくさん紹介されており、まるで傍らで著者にカウンセリングを受けているかのような感覚を覚えながら、あっという間に読み進めることができます。読み終えた後に、読者が「自分なりの子供との向き合い方」を今一度見つめ直し、自分なりの答えを導き出していけるよう、子育てに関する溢れんばかりのヒントが散りばめられています。また、臨床心理の科学的見識とカウンセリングの現場と実際の子育てが、非常によくブレンドされていて、内容的にも、なるほど〜納得!という感じです。
著者は子育てを「子供が30歳になるまで」を目安に、どんな大人になってほしいかを目標にして取り組むことを勧めています。よって本著は、性別を問わず、幼少期〜青年期〜大人へと、子育てのあらゆるステージに対応しています。一度目を通したら終わり、ということではなく、常に傍らに置き、折に触れ手に取ることができます。
「サンタクロースの危機」「昆虫ってなあに」「美しいってどんなこと?」「愛を知らない青年」「愛し方がわからない」「外遊びをしない子」「お父さんのようなサラリーマンにはならない」「怒ってはいけない?」「会話のある時代」「言葉を育てる」「言葉がないと悩めない」「きちんとしすぎの子」・・・興味津津になってきませんか??