「そのうち結婚する君へ」の主題歌で、女優:藤谷美和子と、実力派男性シンガー:大内義昭が共演したデュエット曲。作詞:秋元康/作曲:羽場仁志(はば・ひとし)。秋元康は有名だが、羽場仁志を個人名で知っている人は、そう多くないだろう。テレビ朝日系「
ゴリラ・警視庁捜査第8班 サウンドトラック」の収録曲で、「Behind Loneliness」という名曲がある。これを作曲し、歌った人である。高音で、歌も上手い。
ミリオンセラー(100万枚)を達成した曲でもあり、流石に曲は良い。藤谷美和子の歌はお世辞にも上手いとは言えないが、大内義昭の歌は上手い。控え目な歌唱ながら、主演女優をしっかりとバックアップしている。
実は、男性と女性の声の高さは、1オクターブまでは違わない。従って、女性がオクターブ上を歌うと、かなり高い音になってしまう。男性は逆に低音すぎて映えない。このため、デュエット曲というのは、意外に作るのが難しいのだそうだ。
この「愛が生まれた日」は、基本的に女性と男性が同じ高さを歌う構造になっている。負担は男性の方がずっと大きい。女性パートはたった1オクターブで歌えるのに対し、男性は2オクターブないと歌えないのだ。ちょっと天然でレンジの狭い藤谷美和子に、抜群に上手い大内義昭だから、映えるとも言える。
平均的な日本人の声域は2オクターブに満たない。この曲を歌う男性は、相当歌に自信がないといけないわけだ。それをクリアすれば、この名曲を彼女と歌える。♪夜空の星より、側にいる貴方の方が美しい、と歌う詞も良いし、適度に哀愁を帯びたメロディーも見事。